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【世事関心】世紀の激戦――”ジョージ・ワシントン”を撃沈できるのか

2010年11月27日
【新唐人2010年11月23日】世界の海の覇者であり、軍事技術を結集した、海上強国のシンボル――空母。巨大な空母の自衛方法とは?空母の攻撃の戦術と武器とは?賛否両論のある「対艦弾道ミサイル」ですが、中国軍はこれによって、米軍空母を制することが出来るのでしょうか。
 
詳しくは「世紀の激戦」の第2回、「空母攻防戦」をご覧下さい。
 
【司会者】現役の原子力空母11隻は、アメリカ海軍の中心であり、シンボルでもあります。ある意味では、アメリカのシンボルとさえ言えます。このため、空母の持つ心理的な意義が強調されるのです。
 
この数ヶ月、原子力空母「ジョージ・ワシントン」が黄海に入るかどうかで、中国のネットが沸いています。本日は、この話題をお届けします。
 
航空母艦、つまり空母は、単独ではほとんど行動せず、他の水上および水中艦艇と艦隊を組み、打撃群として任務を遂行。空母艦隊は、防空、対潜水艦、対艦艇と対岸への攻撃力を備えます。
 
任務と目的によって、米軍の空母艦隊の構成もみな異なります。
 
脅威が小さければ、巡回や武力誇示のため、通常、空母1隻を中心とした空母打撃群を形成。これに2隻から4隻の対空ミサイル巡洋艦や駆逐艦、対潜水艦型駆逐艦や護衛艦。1~2隻の攻撃型潜水艦、補給艦が加わります。
 
中程度の脅威に対処する場合、あるいは小規模の軍事衝突に関与する場合、通常、2隻の空母からなる“空母打撃群”を送ります。それに属する補給艦や潜水艦の数も倍になります。
 
脅威が深刻な地域で、局部的または大規模な戦争に関わる場合、3隻以上の空母を中心とする空母打撃群が送られます。
 
2004年夏の軍事演習では、アメリカ海軍は太平洋西部の水域で、空母打撃群7つ、600機余りの航空機という大型兵力を集結させ、その強大な軍事力を見せ付けました。
 
アメリカの空母打撃群への対抗法は、一部の国の長年の課題です。しかし、本当に空母を攻撃するには、単に技術あるいは戦術面の問題だけではありません。
 
中国では、“ジョージ・ワシントンが黄海に入ったら、撃沈せよ”との声が出てきたものの、韓国国防大学の元学長で、陸軍の中将、金熙相将軍によると、空母の攻撃にはまず、重大な政治決断が必要です。一般の艦艇を撃沈するのとは違い、これは両国間の全面戦争を意味するからです。
 
韓国国防大学・元学長 金熙相将軍
「今回、例えば米空母が西海に入らなかったのは、“東風21(対空母ミサイル)”を恐れたのではありません。共産党が“東風21”の発射で脅すと、米軍は“核で対応する”と返しました。つまり、戦争が勃発するわけです。戦争の準備もなしに、ミサイルは発射しません。今、中国は米国と戦争する立場にないので、これはありえません」
 
戦術面においては、空母艦隊を攻撃するために、どんな手段があるのでしょうか。
 
評論家 文昭
「空母攻撃の戦術の考え方は簡単です。複数方向からの突破です。陸地、水面、水中あるいは空中、ただ具体的には千差万別です。空母の防衛を突破するのは難しく、一方、空母の完璧な防衛も困難です」
 
空母打撃群は、攻撃と防衛が一体化した海上の要塞です。空母は元々、自身の防御力に欠けているので、共に構成する艦艇と航空機によって、遠距離、中距離、近距離の防衛圏を作ります。
 
遠距離防衛圏は空母から185~400キロの距離を指し、主に、軍用偵察衛星と早期警戒機が警戒をします。艦載機は攻撃による防衛、つまり敵の戦闘機や爆撃機を追い払い、巡航ミサイルを阻みます。攻撃型の原子力潜水艦は一般に、艦隊の前方か威嚇する方向の180キロ先の場所に配置します。
 
原子力潜水艦は巡航ミサイルの発射プラットホームとなるほか、敵の潜水艦に対応します。
 
次が中距離防衛圏です。空母からの距離が50キロから185キロのところで、主に早期警戒機や“イージスシステム”により警戒し、“ハープーン(Harpoon)”対艦ミサイルと艦載ヘリコプターが敵の艦艇に対応します。
 
“スタンダード”対空ミサイルにより、敵機とミサイルを防ぎます。艦隊の周囲にいる“プラウラー(Prowler)”電子戦機が敵の飛行機とミサイルを電波で妨害します。駆逐艦や護衛艦、艦載ヘリコプターによって、中距離の対潜水艦任務を担い、捜索と救援も行います。
 
近距離防衛圏は、空母との距離が50キロ以内。主に各種の艦載レーダーの指示に従い、“スタンダード”対空ミサイル、“シースパロー”艦対空ミサイルと大砲で、空からの攻撃を防ぎます。空母の最後のとりでとなるのは、速射砲です。毎秒70発のミサイルの嵐によって、低空から来た襲撃に対応し、空母を守るのです。
 
空母艦隊は、空母を中心として円形で8~10海里の範囲に分布。方向を変える際、隊形を保つと同時に、それぞれの防衛圏に漏れが生じないようにします。
 
中国軍の発表によると、7月25日、米韓軍事演習が日本海で行われた日、南京軍区のある砲兵部隊が黄海付近で新型の長距離ロケット砲の実弾射撃を実施。このロケット砲は2005年、5代目のロケット砲として採用されました。
 
最大射程は150キロで、ほとんど戦術ミサイルに相当します。中国軍は、このロケット砲の命中率や殺傷力は世界トップのレベルだと胸を張ります。もし海岸に配備すれば、付近の軍艦からの攻撃を阻めるというのです。では、中国軍のこの遠距離ロケット砲によって、陸地から空母を攻撃できるのでしょうか。
 
評論家 文昭
「ロケット砲の欠点ですがライフリングがないため、弾道が不安定です。砲弾は飛行過程で風の影響で精度が落ちます。飛行制御技術の改善で現代大型ロケット砲の命中率はぐんと上がりました。ただし固定目標の場合です。100~200キロの距離で移動目標を狙うのは大変です。だから、ロケット砲は主に集団や面の目標を攻撃します。空母が任務遂行する時、脅威のある海岸線から200キロ以上離れているので、どれも遠距離大砲の射程外です」
 
【司会者】先ほどのVTRは、映画“トータル・フィアーズ”の中のアメリカの空母が攻撃される場面です。ロシアの“Tu-22M”(ツポレフ22M)爆撃機が空母に近づくと、超音速対艦ミサイルを集中的に発射。空母はミサイルを防ぎきることが出来ず、最後、撃沈されます。では、中国が現在所有している対艦ミサイルは、映画のようにアメリカの空母を撃沈できるのでしょうか。
 
中国の対艦ミサイルは、旧ソ連のP-15“テルミート”をもとに発展させてきました。最初の“SY”“HY”のシリーズを基礎にして、欧米からも技術を取り入れ、中国軍は“YJ”という代表的なシリーズを開発しました。
 
そのうち“YJ-83” は、90年代末に使われた、中国にとって初めての視程外距離・対艦ミサイルです。この種のミサイルは、前期と中期が高亜音速で巡航して、最後、超音速で攻撃します。
 
対空射撃型の射程距離は250キロ以上で、欧米の予想を超えました。米軍が搭載する“スタンダード2”対空ミサイルの射程距離も超えます。これにより、中国軍の対艦作戦能力が大幅に上がったのです。
 
中国軍の対艦ミサイルの中で、他に注目されるのが“YJ-62” 長距離対艦ミサイルです。
 
初めて公開されたのが2006年の珠海航空ショー。艦載型の射程距離は280キロ、欧米の情報筋は、空への発射なら、最高で400キロに達すると予測します。海上からわずか10メートルの高さで低空飛行も可能。
 
このほか“YJ-91”対レーダーミサイル/空対艦ミサイルや“YJ-12”超音速対艦ミサイル、ロシア製の “クラブ”巡航ミサイルなども注目されています。
 
中国の対艦ミサイル技術は目覚しい発展を遂げ、一部は世界最先端のレベルに達したと大陸で報道されていますが、では、アメリカの空母を撃沈する力があるのでしょうか。
 
評論家 文昭
「実戦経験が少ないので、中国の対艦ミサイルのレベルは断言できません。例えば、“YJ-83”対艦ミサイルは単一のARHを採用しており、電子妨害への抵抗力は普通で台湾の“雄風II型”に及びません」
 
世界の対艦ミサイルをリードするロシアは、ミサイルの速さが速いほど、防衛突破能力も高いと考え、超音速対艦ミサイルを重視しています。
 
しかし、超音速対艦ミサイルにも射程距離が短い、赤外線で発見されやすい、電子妨害への抵抗力が弱いといった弱点があります。現在、これらの克服が技術的な課題になっています。
 
では、進歩を続ける対艦ミサイルに対して、空母はどう防御するのでしょうか。
 
評論家 文昭
「米国は長距離対艦ミサイルをあまり重視していません。海の対岸への攻撃は主に艦載機に頼っています。空母の一番の自衛手段は400キロ以内の防衛圏ではないです。それは防衛圏に過ぎません。本当にすごいのは遠距離攻撃圏です。特に衛星と偵察機を使った偵察能力。これなら、敵より先に発見し、攻撃し、破壊でき、撤退できます」
 
米軍・空母艦隊のミサイル発射距離は、2種類あり、1つは艦載機のミサイル発射距離、もう1つが原子力潜水艦の発射距離です。
 
艦載機ならば、半径約700キロの範囲ですが、空中給油と搭載ミサイルの射程を加えれば、最大で1500キロ以上に達します。一方、原子力潜水艦は空母の前方に配備され、対岸攻撃型の遠距離巡航ミサイルを搭載。
 
これは最大で2700キロほど飛ばせます。一方、他国の対艦ミサイルの最大射程は、通常400から500キロほどに過ぎません。
 
評論家 文昭
「対艦ミサイルで空母を攻撃する場合、まず有効な射程距離に入ります。つまり空母から400キロ以内。でも問題はその前に艦載機に阻まれること。ある軍事大国は無人機搭載ミサイルを研究中です。これで射程距離を延ばせます。中国では大量の古い超音速戦闘機を無人攻撃機にして、自爆式で空母を攻撃する意見もありますが、これは一種の神風特攻隊です。ただ忘れてはならないのは、空母攻撃の前提は先に空母を発見し、その位置を特定することです」
 
現代の海の戦いにおいては、偵察と早期警戒はこれまでになく重要です。先に発見されてしまえば、もうおしまいだからです。情報化時代の戦争の決め手は、偵察衛星、早期警戒機、艦載機と地上基地レーダーから成る空、宇宙、地上が三位一体となった偵察システム。では中国軍の偵察能力は、アメリカの空母の位置を特定し、攻撃できるのでしょうか。
 
米国衛星専門家 曲峥
「目標の発見、追跡、位置の特定にはいくつか条件が要ります。1、偵察衛星2、高度偵察機の偵察3、GPSこれらの技術や装備からいうと、米軍は中国より20年は進んでいます。中国は偵察衛星を発射しましたが、地球観測衛星シリーズの“揺感-1”“揺感-2”、今は“揺感-5”も出ました。“揺感”シリーズの合成開口レーダーは21世紀の技術ですが、5mしか識別できません。米軍は70年代でもう30cmまで識別できました」
 
地上から数百キロの高さを飛行する低軌道偵察衛星は、解像度が高く、画像が鮮明ですが、地球を回る速度が速すぎて、目標を観察し続けるのは困難です。
 
アメリカはこの解決策として、まず、低軌道の衛星を増やしました。イラク戦争では、米軍は低軌道の軍事衛星を6基使い、2時間おきに目標上空に近づきました。
 
2つ目は、地上から3万6千キロの上空を公転する静止衛星との組み合わせで、高軌道で偵察の任務を行います。米軍はすでに、高軌道と低軌道を組み合わせた衛星システムを作り上げました。
 
米国衛星専門家 曲峥
「米国の現在、スパイ衛星の解像度は地面の小さいもの、赤外線、携行式ミサイル、ロケット弾発射器など、発射した途端に分かります。ひとつのシステムです。中国はまだシステムになっておらず、イラク戦争で6つ使った米国とは違います」
 
偵察衛星を補う意味で、アメリカはこれまでずっと高度偵察機を重視してきました。地上から20キロ以上離れた成層圏を飛行し、より詳細に観察。1950年代の“U-2”と70年代の“ブラックバード”をもとに、アメリカは“グローバルホーク”無人偵察機を開発。可視光線・赤外線・合成開口レーダーも備えています。
 
米国衛星専門家 曲峥
「中国も無人偵察機をやっていますが、2006年珠海航空ショーでコンセプト機を出展しました。当然、実用ではないのです」
 
対艦弾道ミサイル、この言葉はここ数ヶ月、メディアをにぎわせていますが、これこそ中国軍がアメリカの空母を制する決め手になるとの声が出ました。
 
弾道ミサイルの特徴は、弾道が固定した放物線を描くことです。主に、固定目標をたたきます。一方、戦艦のように移動する目標には、これまで、精度が高く、途中で飛行ルートを変更できる有翼弾を使ってきました。
 
2008年アメリカ国防省は、“中国軍事動向に関する年次報告書”の中で、中国は中距離弾道ミサイルをもとに、大型艦艇を撃沈する弾道ミサイル技術を開発中だと予測。
 
弾道ミサイルは再び大気層に入ると、最後、音速の10倍以上に達し、空母の防衛網を突破する可能性は9割以上にまで達します。これに、世界は注目しました。しかし、対艦弾道ミサイルが本当に存在するかは、諸説あります。
 
その研究開発について、2009年9月15日、アメリカの“ディフェンスニュース(Defense News)”は、すでに解放軍の能力を超えたと報道。
 
一方、アメリカのシンクタンク“国際評価戦略センター”の軍事評論家フィッシャー氏は、対艦弾道ミサイルは技術的には可能だといいます。フィッシャー氏は、1996年の時点で、中国がこの方面の研究をしていることをすでに耳にしていました。
 
フィッシャー氏
「中国の対艦ミサイル研究は1996年に初めて聞きました。第1回珠海航空ショーでした。中国は中距離弾道ミサイルに終末誘導装置を装着していると、ある関係者が漏らしました。日米にとって対艦弾道ミサイル技術の発展は簡単ですが、長年要らないと思ってきました。恐らく中国のこの方面の研究は他国の興味を引くでしょう。米国も最終的には同じシステムを開発するでしょう」
 
射撃で移動する標的を狙う際、直接、標的に向けて撃つことはしません。標的の移動する軌道に基づき、運動速度や弾丸が空中を飛んでいる時間を計算しておきます。速度と時間を正確に把握できて初めて、有効な射撃を行うことができます。
 
対艦ミサイルで目標を命中するのは、移動目標への射撃と同じ原理です。ただし、移動目標の場合、ぐんと難度が上がります。
 
2,000~3,000キロ以上離れると、ミサイルは空中で10数分飛行しなければなりません。一方、空母は時速60キロ以上。この10数分の間に、空母がミサイルに気づいて進路を変えれば、ミサイルでの攻撃はそこで失敗に終わります。
 
フィッシャー氏
「中国が直面する技術の課題は衛星、航空機(レーダー搭載機)、超長距離レーダーと観測設備を1つのシステムにして、ミサイル飛行軌道を絶えず修正し、目標を正確に狙うことです。中国はすでに巨額を投じましたISR(諜報・監視・偵察)です」
 
弾道ミサイルの飛行軌道は3段階に分かれます。まずは加速段階、大気圏を突破します。
 
次が中途飛行段階。大気圏外の亜軌道を飛行します。
 
最後に大気圏段階。大気圏に再突入して、目標に突き進みます。放物線を描きながら飛んでいきますが、途中で、絶えず弾道の修正を行います。
 
アメリカの衛星専門家、曲峥博士によると、対艦ミサイルの弾道修正、特に最終段階での修正は、技術面の大きな課題です。
 
曲峥博士
「ミサイルが速いので、大気圏との摩擦が激しく、火の玉のように燃えて電離層を形成します。電離層は電波を遮ります。だから大気圏再突入の時、電波の受信、送信が出来ません。この過程で修正が必要です。目標が動いたら、修正が必要です。現実的な方法としてはミサイルが大気圏外に来て、放物線の頂点に来た時、わずかな時間ですが、例えば、この時間で最終修正してから、急降下し、目標に向かいます。ここから目標にいくまで少し時間があります。少なくとも2分。でもこの時間に目標が動いたら、ミサイルは外れます」
 
評論家 文昭
「対艦弾道ミサイルは長い目で見れば脅威です。中国が核弾頭を使うなら、状況は変わります。でも私はそうは思いません。空母攻撃といえば、何といっても旧ソ連。旧ソ連は数十年研究し、理論、実践を積んできました。ロシアの対空母の最強武器は依然として原子力潜水艦です」
 
潜水艦は発見されにくいので、空母にとっては別の大きな脅威です。空母打撃群にとって、空と海の防御、どちらも大事です。
 
潜水艦防衛の第一層では、飛行機が対潜水艦任務を担います。空母からの距離200キロ以上の、敵の潜水艦の射程外で発見・撃沈させます。
 
第二層は、攻撃型の原子力潜水艦が空母の前方と脇で警戒。最新鋭のソナーで敵の潜水艦を捜索します。
 
最後の防衛は、駆逐艦と護衛艦、そして艦載ヘリコプターで、警戒範囲は50キロ以内です。
 
原子力潜水艦は、長時間深海で潜航できるので、通常の潜水艦よりも空母の追跡に適しています。
 
中国軍・初代の091型“漢”は、速度が遅いうえ、騒音が大きく、時代遅れ。一方、新しい093型“商”は、ずっとなぞに包まれています。“商”は、ロシアの技術援助を得たため、“漢”よりもずっと進んでいるといわれています。ただし、アメリカは、“ロサンゼルス級”という、世界で最も静かで速い原子力潜水艦を有します。
 
【司会者】中国軍にとって戦略的意義のある武器、潜水艦について、また詳しくお伝えします。
 
ところで米軍の空母が黄海に入る点について、中国は強く反発しましたが、実は黄海も、韓国では“西海”と呼ばれており、演習の海域も韓国に近いところです。よって黄海を自分の裏庭とする中国の言い分は、韓国から広い不満を呼びました。
 
韓国国防大学・元学長 金熙相将軍
「中国は軍事演習で米軍空母が西海に入るのを反対しました。これに私は強く案じます。中国が西海を領海にしようとしたから、これで中国の野心が分かります。西海を中国の領海にするのは“朝鮮半島の中国化”の前段階です。北朝鮮が中国の属国になるのは時間の問題です。今はまだ中国が朝鮮半島を奪う野心を断言はできませんが、警戒感は持つべきです」
 
【司会者】黄海の争論が鎮まらないうちに、東シナ海では尖閣諸島をめぐる日中の攻防が発生。日本は、共産主義の拡張を防ぐ“第一列島線”の肝心な部分なうえ、中国とはずっと歴史的問題を抱えています。この東シナ海で、どんな展開が見られるのでしょうか。次回の“世紀の激戦”では、この話題をお伝えします。
 
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。

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