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【外人が見る中国】世界人権デーと中国庶民の人権

2013年12月21日

【新唐人2013年12月21日付ニュース】皆さん、こんにちは。郝毅博です。12月10日は世界人権デーでした。この日は国連が1948年12月10日に「世界人権宣言」を可決したことを記念して定めた日です。

 

特別言及したいのは、当初「世界人権宣言」起草には、米ルーズベルト大統領夫人のほか、中華民国代表・張彭春氏も参加しました。中華民国が国連から脱退したのはそれから20数年後のことでした。

 

最近 皆さんも耳にしているかもしれませんが、一部中共官僚が「中国は今年国連人権理事会の理事国になった」と得意気になっています。しかし 人権記録があれほど劣悪な国が皆の人権を監督するなんて、なんと皮肉なことでしょう。まるで放火犯に消火を頼むようなことです。

 

米国会議員 スミス氏

「人権を踏みにじっても懲罰を受けない、中国のような国が人権を保障するための人権理事会に当選した事は、人権理事会の公信力を多いに低下させました。これは重大な間違いです」

 

米国会議員 ローラバッカー氏

「これはなんという皮肉でしょう。世界で最も人権侵害がひどい国が再度人権理事会の理事国になるなんて」

 

どうやらこれから地球上で何かが起きたら、アイアンマンやS.H.I.E.L.D.に頼むしかないかもしれません。少なくとも彼らの中には周永康や金正恩のような人はいないですから。

 

では 世界人権デーの期間中、天の王朝(中国)の人々は何をしたのでしょうか?このような風刺漫画のほか、大勢の陳情者が人権デーに注目される事を願って、北京に赴きました。中共当局はもちろんいつもの方法で対処しました。簡単に言うと、問題に直面した時、問題を解決するのではなく、問題を提起した人を「解決」するのです。

 

このほか、芸術家も子どもたちを連れて、北京など各地のひどい大気汚染に抗議を示しました。中国の皆さんにアドバイスしたいですが、スモッグに対する防護措置はやはり必要ではないでしょうか。毎日スモッグの中で踊っていた、武漢のこのおばさんたちを見てください。後に本当に気管支炎の症状が出始めました。スモッグと言うと、CCTVのサイトがこの前に「奇文」を掲載しました。「スモッグがもたらした5つの意外な収穫」。スモッグによって中国人はさらに団結し、さらに平等になり、さらに頭が冴え、さらにユーモラスになり、中国人は知識を得たと言っています。

 

本当ですか?信じられません。官製メディアが国民に「薬物使用も良いところがないわけではない」と教えているようなものです。スモッグがなかったら誰もPM2.5の知識は必要としなかったはずです。

 

最後にこちらの写真、人権デーに撮られた写真ですが、旧日本軍の制服を着た人が両手を縛り付けて、土下座して謝罪しています。こちらと比べてみましょう。同日 武漢の強制立ち退き被害者12人が暴力的な強制立ち退きと、何年も陳情を続けても、結果を得られなかったことに抗議し、北京で農薬を服用し、集団自殺を図りました。病院に搬送され、死者は出ていません。

 

もちろん、この種の自傷の方法には賛同できません。しかし 追いつめられたこれらの庶民を見ると、近代中国の文革、天安門事件などで無数のえん罪を作り出した中共こそが土下座をして謝罪すべきだと思いませんか。では 本日はここまで。皆さんのご意見もぜひお聞かせください。また次回お会いしましょう。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2013/12/18/atext1026293.html  (中国語)

(翻訳/坂本 映像編集/工)

 

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