【新唐人2014年1月19日付ニュース】ここ数日、北京はまた深刻なスモッグに見舞われました。汚染物質はPM2.5と呼ばれる直径2.5マイクロメートル以下の大気中の微粒子です。15日午後、北京市周辺地区のPM2.5 の汚染レベルが6になったため、北京政府は最も深刻な汚染警報であるブルーシグナルを発令しました。
大気汚染の観測を続けているアメリカ駐北京大使館によると、16日午前4時のPM2.5濃度の最高値が1立方メートル当たり671マイクログラムに達しました。これは、WHOの提案するPM2.5の健康基準値の25倍以上の濃度です。
北京市環境保護観測センターのデータによると、北京市の他のPM2.5濃度観測点でも500マイクログラムを記録し、今年に入ってから大気汚染が最も深刻な1日でした。
北京市民 呉さん
「外はスモッグ覆われ、汚れています。視界も数百メートルで、朝5〜6時のような明るさです」
15日の夜10時、北京市の汚染対策指揮部が、大気汚染警報の最高レベルであるブルーシグナルを発令しました。16日、北京市気象台もイエローシグナルを発令しています。
北京市民 呉さん
「肺病が特に多く、のどが悪い人が多いです。家族3人のうち2人が風邪です。空気が汚れているから」
調査によると、スモッグが原因で視界が悪く、北京からの高速道路の多くが閉鎖されました。また、河北省でも15本の高速が高速出入り口を閉鎖しました。
中国気象局部門の予報によると、17日昼、中国北部から長江南部の多くの地区がスモッグの襲来を受け、河北、山東、河南、陝西などでもスモッグが発生しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/01/17/atext1045988.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/村上 映像編集/工)