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米専門家「対中外交政策は失敗」

2014年02月13日

【新唐人2014年2月13日付ニュース】2月6日、南カリフォルニア大学の経済学者で、「致命的な中国」の著者でもあるグレッグ・オートリー博士が、アメリカ政府の対中国外交の失敗政策に関する講演を行いました。オートリー博士は講演の中で、中国当局の法輪功に対する迫害と臓器狩りに関して特に強調しました。

 

オートリー博士は、中国共産党は西側社会に全面的に浸透しており、多くの外国メディアが中国当局の対外宣伝にだまされていると述べます。今回の講演では、中国当局がいかにワシントンで工作員を買収し、アメリカの工業、経済、政治、国際地位、軍事能力を揺るがしているのかについて詳しく紹介しました。また、中国の現下の人権状況についても分析しました。

 

また、習近平政権発足以来の一連の改革政策に対し、国民の政府に対する評価基準は「行動力」であって、「スローガン」ではないと述べます。

 

「致命的な中国」著者 グレッグ・オートリー博士

「中共は何度も臓器狩りをやめると言いました。囚人の臓器摘出を認めています。当初は否定していましたが、数年前から臓器移植の臓器は囚人(法輪功)から来ていると認め、生体臓器狩りをやめると約束しましたが、守っていません」

 

博士はまた、中国当局はいつも反腐敗を行っているが、共産党の独裁体制こそが腐敗をもたらした根源であると指摘します。

 

「致命的な中国」著者 グレッグ・オートリー博士

「民衆に自由がなく、いつも政府の許可が必要です。例えば出産、インターネット、ビジネス、目的に達するためには賄賂を送る、だから腐敗が生じます。汚職官僚を取り締まる事で、腐敗を退治する事はできません」

 

中国大陸から来た多くの人は、中国の臓器狩りの事実を信じようとしません。これに対し博士は、一国の政府が真実を隠し、嘘に頼って統治を維持するのであれば、民衆はもう一方の声に耳を傾けたほうが賢明だと述べます。

 

「致命的な中国」著者 グレッグ・オートリー博士

「もし中国政府がフェイスブックや外国のサイト閲覧を許し、情報の自由な伝達を許すなら、政府の言い分を聞くかもしれません。しかし ペテン師と真相を怖がる政府と付き合う時は、もう一方の言い分を信じるべきです」

 

オートリー博士はまた、中国で情報の自由、メディアの自由が実現されない限り、民衆は権力者の言い分を信じてはならないと示しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/02/11/atext1059780.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/工)

 

 

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