【新唐人2014年2月18日付ニュース】国連調査委員会は17日、北朝鮮の人権状況に関する報告書を公表し、「人道に対する罪」が行われていると断罪しました。また、金日成、金正日、金正恩の3代による粛清は、大虐殺に相当するとも述べています。
1年前に設置された国連調査委員会は、拙速な死刑判決、強姦、拷問、堕胎や強制労働など、北朝鮮の指導者は「人道に対する罪」を犯していると指摘しました。被害者で最も多いのが、宗教関係者や政治的な意見を持つ人で、今なお約12万人が拘束されています。
この報告書について、国際人権組織のアムネスティは、国際社会が北朝鮮に人権状況の改善を促すのに役立つと述べています。
アムネスティ 東アジア部主任 ロザーン・ライフ氏
「北朝鮮に圧力をかけるチャンスかもしれません。国連は報告書を十分活用すべきです」
韓国政府も報告書に対して、コメントしました。
韓国統一省 金義道報道官
「北朝鮮国内の人権改善が必要です。韓国政府は北朝鮮の人権改善のために、国際社会と協力します」
報告書には、「北朝鮮当局を提訴する」という文言はありません。しかし、北朝鮮と同様に人権問題に関して国際社会から非難を浴びている中国政府は、「国連が国際司法裁判所に、この報告書を提出するのを阻む」と述べました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/02/17/a1064062.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/工)