【新唐人2014年3月23日付ニュース】アメリカで先日開催されたライツコン(RightsCon)のフォーラムでは、中国遼寧省からの交換留学生が、民主活動家李旺陽さんを支持する発言をネット上に発表した事で、中国にいる家族が警察から嫌がらせを受けた経歴を紹介しました。
在米交換留学生 趙秀楠さん
「今日 私は皆さんと中国のネット警察の事や中国の人権状況などについて、シェアしたいと思います」
90年代生まれの趙秀楠さんは、大学に入ってから、友人からネット封鎖を突破するソフトウェアの使い方を教えてもらったそうです。中国当局が厳しい情報検閲を行う中、多くの学生はソフトウェア「フリーゲート」を使って、ネット封鎖を突破して外の世界を覗いていると話します。
在米交換留学生 趙秀楠さん
「封鎖の『壁』を乗り越えてから、多くのニュースを見ました。博訊ネットや各種サイトを見て、天安門事件や民主化活動を知る事ができ、自分が閉鎖的な空間でどれほど長く生活していたのかが分かり、全てが新鮮でした。外の世界を覗く回数も増えました」
趙さんは交換留学生として2012年にアメリカに渡りました。20年以上刑務所生活を強いられ、釈放後に中国当局によって謎の死を遂げた民主活動家李旺陽さん事を、ネットを通じて知るようになり、自分の見解をネット上に発表したところ、中国にいる家族の所に警察が現れ、脅迫されたそうです。
在米交換留学生 趙秀楠さん
「私がいつ帰国するのか聞かれ、『外国で文章を発表したり、活動に参加したりしないで、早く帰国する』よう言われました」
当局を批判する言論を発表した事で解雇された元北京大学経済学部の教授の夏業良(か ぎょうりょう)さんは、今の中国の若者は恐れを知らず、中国共産党のイデオロギーの束縛から抜け出すために努力していると述べます。
元北京大学経済学部の教授 夏業良さん
「CCTVや人民日報、環球時報に満足しない若者が、海外の異なる観点の情報に接する機会があれば、理性的で自己判断力のある青年なら、多くの収穫があると思います。また更なる情報をほしがるでしょう」
在米交換留学生 趙秀楠さん
「私と同年代の人たちには・・・私たちは新世代ですから、歴史の真相を見極めてほしい。今受けている教育に弊害はないか、もっとオープンなマインドで、世界の態度に接するべきではないかを考え、世界にも我々の考えを見せてほしいです」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/12/atext1079237.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)