【新唐人日本2010年12月31日付ニュース】ウィキリークス(WL)が公開した米国公電によると、元IMFエコノミストで、中国建設銀行の主任エコノミストだった華而誠氏は、2011年人民元は5%切り上がるだろうと予測したという。
BBCの報道によると、この機密公電には華而誠氏が今年1月、米国の外交および経済官僚と米中経済問題を討論していた際の内容が記録されている。これによると華而誠氏は、2011年人民元は5%切り上がるだろうと予測したほか、2010年人民元は3%切り上がるとも述べていた。実際今までのところ、人民元は2010年3.05%切り上がっている。
ジョン・ミード・ハンツマン駐中国米大使の署名の入ったこの公電にはまた、人民元問題は中国人民銀行にとって試練であるという華而誠氏のコメントも記されていた。
華而誠氏は米官僚に対し、“国際的な経済環境はいまだに不安定であり、中国人民銀行が2010年、たとえ人民元を再度切り上げたとしても、少しずつやっていくしかない。中国政府は2010年、内需拡大と国内市場の消費を促して、経済成長を堅固なものにする必要性を分かっているが、人民元切り上げは中国経済の構造合理化の一環として徐々に達成していくものだ”と述べた。
さらに、中国は米国の政治圧力や対話によって、人民元レートの政策を変えることはないとも語ったという。
中国は自国の輸出に有利なように、人為的に人民元レートを抑えていると米国はずっと非難してきた。そのため、米国は人民元切り上げのため、ずっと中国に政治圧力を加えている。
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