【新唐人2014年5月12日】中国共産党は長年台湾に対して「統一戦線」を行っていますが、台湾では反対の声が高まっています。元北京大学法学教授で亡命作家、袁紅氷さんが最近、新唐人の番組で、中国共産党は2017年までに台湾に「両岸政治統一協定」の締結を強要し、台湾の民主主義を消滅させようとしていると述べ、大きな反響を呼んでいます。
「外人が見る中国」キャスター 郝毅博
「先週、同僚が私にPTT上の文章を見せてくれましたが、内容は中国の自由派法学者で、元北京大学教授の袁紅冰氏が数年前に取材を受けた時の文章でした」
中国の亡命作家・袁紅冰さんが数年前に発表した、中国共産党の台湾破滅計画に関する文章が最近、台湾でネットユーザーの注意を引きました。これを受け、新唐人記者がオーストラリアで袁さんを取材しました。
豪州在住亡命作家 袁紅氷氏
「現在、中共の基本戦略は2017年までに台湾に『両岸政治統一協定』締結を強要します。協定が結ばれれば、共産党が当初ダライラマ14世に、『チベット平和統一協定』の締結を強要したように、自由な台湾が共産党統治下の行政特区になるのです」
この番組がネットにアップされると瞬く間に大きな反響を呼びました。「台湾に対する新唐人の関心に感謝する」「台湾頑張れ!」「台湾の民主、自由、主権は中国の手本で象徴だ。台湾の民主を守り、中国共産党の陰謀に侵されないように促している新唐人の番組感謝する」などの感謝の言葉がたくさん残されています。
「外人が見る中国」キャスター 郝毅博
「国民党と民進党が競っていますが、この2大政党と中共との関係について、紅冰氏はこのように分析します」
亡命作家 袁紅氷氏
「共産党がずっと推進している『政治統一戦線戦略』は、『国民党の共産党化』と言い、国民党の共産党化を押し進めました。『民進党の国民党化』これは現在進行中であります。この角度から言うと、台湾の政治家のほとんどが、中共の『統一戦線』の落とし穴に嵌っています」
袁紅氷さんのこの分析は台湾メデイアからも注目されています。中国共産党がなぜ必死になって台湾を飲み込もうとするのかについて、袁さんは、台湾の自由民主主義は政治手本となり、すでに15億の中国人の自由民主主義への渇望を呼び起こしたからだと分析します。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/05/09/atext1108683.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)