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東日本大震災 日系3世の作品が映画祭で受賞

2014年05月22日

【新唐人2014年5月22日】東日本大震災の歴史を忘れないでほしいと、日系3世のアメリカ人が、3年かけてドキュメンタリー映画、「ストーリー・オブ・トウホク(Story of Tohoku)」を制作しました。作品はロサンゼルス・アジアン・パシフィック映画祭で賞を獲得しました。では、監督と製作者の声をお聞きください。

 

マグニチュード9.0の地震と40メートル以上の津波などにより、東北地方などが壊滅的な被害を受けました。この東日本大震災は日本にとって、第二次世界大戦以降、最大の自然災害といわれます。データによると、当時の避難者数は33万人に達し、死者・行方不明者は現在、2万人近くに上っています。

 

ディアンヌ・フカミ監督

「彼らは仮設住宅に住み、職を探しています。自分たちを忘れないでとの伝言でした」

 

被災者と自然の脅威を忘れてほしくないと、日系3世のアメリカ人が被災地に入り、3年かけて、苦難に満ちた復興や被災者の生活を撮影しました。

 

監督 ディアンヌ・フカミさん

「復興には10~15年かかるでしょう。多くのお年寄りは仮設住宅が終の棲家となるかも知れず、胸が痛みます」

 

地震や津波だけでなく、放射能汚染や経済の低迷、被災者支援および原発の存続など、現在も課題は山積みです。

 

制作者の1人、デブラさんは、ハイチ大地震、フィリピンの台風やアメリカのハリケーンなど近年、災害が多いと語ります。作品の鑑賞を通じて、慈悲の心で苦しんでいる人に持つようになってほしいと訴えます。

 

制作者 デブラ・ナカトミさん

「慈悲は普遍的な価値観です。苦しんでいる人を見たら、国籍に関わらず抱くものです」

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2014/05/21/a1110805.html(中国語)

(翻訳/河合 ナレーター/佐藤 映像編集/工)

 

 

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