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【禁聞】招遠の殺人事件 邪教の勧誘が原因?

2014年06月05日

【新唐人2014年6月5日】先日、山東省招遠市のマクドナルドで殺人事件が発生しました。電話番号を聞かれた女性客が断ったため、男女6人のグループに殴り殺されました。3日後、地元警察当局は、6人は邪教団体のメンバーだったと発表しましたが、民間からは批判が噴出しています。

 

中国のネットユーザーによると、5月28日夜9時すぎ、招遠市公安局の向かい側にあるマクドナルド店内で、ある男が食事中の女性客に声をかけ、電話番号を求めましたが、拒まれました。男は他の5人と一緒に女性客を地面に押さえつけ、頭部を蹴りながらモッブの取手で強く叩きました。女性は悲鳴を上げながら、最終的にその場で息絶えました。

 

29日午前、招遠市公安局は公式ミニブログ(微博)上で、張という男をはじめとする6人がファーストフード店内で呉という女性と口論になり、殴打して怪我を負わせたが、治療の甲斐なく死亡したと伝えました。

 

この発表は迅速に転載され、31日早朝まで37万のコメントがつきましたが、警察当局が明らかに犯人を庇っていると非難するコメントがほとんどでした。

 

こんな書き込みが見られました。「一般女性をからかって口論になり、その場で殴り殺したのに、治療の甲斐なく死んだと?」

 

「招遠市公安局が選んだ言葉は実に考え抜かれたものだ。背後にきっと刑法に精通している専門家がいるに違いない」

 

主犯格と見られる丸刈り頭の男は、ネットユーザーの人肉捜索により、地元の金鉱オーナー、張立冬である事が分かりました。男は普段外国製高級スポーツカーを乗り回しており、公安局長、孫宝東からは長年賄賂を求められていたそうです。また、張自身も公安局長の犯罪証拠の数々を握っており、今回の事件では公安局長が後ろ盾になっていると見られています。

 

31日、招遠市公安局は公式ミニブログ(微博)において、6人の犯人は邪教組織「全能神」のメンバーで、新しいメンバー勧誘のためにファーストフード店内で客らに電話番号を聞き回ったが、断られると相手を殺したと発表しました。また、警察当局はいわゆる「邪教取り締まり特別行動」をすでに展開しているとしています。

 

当局のこの発表に対し、民間からは批判が噴出しています。ネットユーザーの書き込みを拾ってみましょう。「邪教のレッテルさえ貼っておけば、官僚は一安心だろう。邪教問題でみんなの視線をそらし、大きい問題を小さくし、小さい問題はなかった事にできるからだ」

 

「もし本当に宗教の勧誘ならば、人を殺してしまえば、誰がその宗教に入信する?このような勧誘はあり得るのか?邪教は馬鹿なのか?自滅行為じゃないか」

 

陝西省 王さん

「全くの濡れ衣です。法輪功迫害の時と同じ手法です。法輪功は真善忍を唱え、政治にも参与しておらず、信仰を堅持しただけです。しかし共産党は天安門焼身自殺事件をでっち上げ、法輪功に濡れ衣を着せ、弾圧を行いました」

 

オーストラリアのウェスタンシドニー大学のある教師は、中国のミニブログ(微博)にこのように書き込みました。「ある宗教がある。昔は、入信を拒み、その教主と教義に疑問を呈すると、或いは不注意で教主の肖像バッジを壊したりすると、即反革命分子のレッテルを貼られた。現在、あなたがもしそれに反対または疑問を呈したら、言いがかりをつけて面倒を起こした罪に問われる。この宗教が前より進歩したと言う人がいる。私が聞きたいのは、この宗教は邪教ではないのか?」

 

この書き込みはすぐ削除され、中国では見られませんが、「動態網」の「自由ブログ」からは見ることができます。

 

陝西省 王さん

「現実から見ると、最大の邪教は中共です。強制立ち退き、庶民を殴打し殺す、城管の暴行、お墓を掘り起こす、悪事を行う、これらをやっているのは共産党官僚です。しかも最近ウクライナでも共産党を取り締まり、公開審判するそうです。もし共産党が邪教でなければ、ウクライナがなぜ公開審判するのか?最大の邪教だからです」

 

北京の詩人 王藏さん

「今回の事件に対する当局の態度に私は批判的です。彼ら自身が真の邪教で、真のテロリストだからです。当局は反テロと邪教取り締まりの名目で、治安維持をやっていますが、やりたい放題で、何も憚りません」

 

ネット上にアップされた事件の映像を見ると、目の前で人が殴られているにも関わらず、誰も助けませんでした。中国のメディア関係者、信海光さんは、「誰も助けないのはこの国の悲哀だ。共産党統治下の中国では、モラルがすでに救いようのない事態にまで下落し、このまま行くと、全ての人が被害者になる」と示しました。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/06/03/atext1113615.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

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