【新唐人日本2011年1月10日付ニュース】1月5日、“ウォールストリート・ジャーナル”は一面で、ネットで最近出回っている、中国の最新ステルス戦闘機、“殱20”の写真を掲載。世界の注目を浴びました。これを受け、台湾とアメリカは、中国が本当に“殱20”の開発に成功したのかは疑わしいと発言。一方、朝日新聞は、中国は“殱20”のテスト飛行を今月中旬に行い、最も早くて2017年に実践配備されるだろうと報道。レーダーに探知されにくいステルス戦闘機“殱20”は、世界の情勢にどんな影響を与えるのでしょうか。
中国の第5世代戦闘機“殱20”は、ずっと世界の関心の的でした。
これに対しアメリカ国防総省は、中国が実践配備可能なステルス戦闘機を持つには、まだ数年かかるものの、中国空軍は近代化により、アメリカを猛追していると発言。
国民党立法委員 帥化民氏:「中国の第5世代戦闘機は“殱11”からの突破です。中国は宇宙 衛星 、ミサイルの面で進歩がすさまじい。どれも空軍近代化につながるので、甘く見てはいけません。ただ当然 F22よりずっと劣ります。米国のこの方面のレベルは中国・ソ連を遥かに超えます」
中国の“殱20”の開発の成功は、アメリカの軍事的地位を揺るがすとの見方があります。この種のステルス戦闘機により、米軍の台湾海峡への進入を阻む力が、ぐんと上がるからです。
国民党立法委員 帥化民氏:「中国と朝鮮半島の問題はアジア全体の軍事力を刺激しました。インドも国防予算を増やし、核兵器を製造。日米韓の軍事同盟も緊密になり、フィリピンベトナム タイを中国と米国が争っています。朝鮮半島の軍事演習で、直接・間接的にアジア各国の軍拡を刺激しました。ただ台湾の態度はあいまいです」
また、米中の矛盾が深まる中、台湾自身が国防力を固めることは重要だとも強調。
国民党立法委員 帥化民氏:「馬英九政権は金融危機が去った後、国防のソフト ハード 風紀、組織 投資の面で増やすべきです。でないと我々は危機に面します」
新唐人が台湾からお伝えしました。