【新唐人2014年10月16日】15日早朝、香港警察は抗議を続けるデモ隊を強制排除しましたが、複数の警官がデモ参加者の1人を公園の隅に連れて行き、集団で暴行を加える様子がテレビで放映され、内外から非難が殺到しています。15日、警察本部前には警察の暴力を通報しにきた市民が長蛇の列を作りました。
福祉業界の従事者数百人が、15日午後、警察本部までデモ行進しました。警察から集団暴行を受けた香港公民党のメンバー、曾健超(そうけんちょう)さんの写真を掲げて、警察の権力乱用を強く非難しました。ボランティア弁護団の弁護士は、ほかにもデモ参加者45人が拘束され、警察の軍靴で頭を踏まれるなどして、9人が負傷したと述べました。
香港義務弁護団 楊岳橋弁護士
「警察に迫られ、彼はつまずいて転びました。追いついて来た警察は彼の顔に催涙スプレーを噴射し、同時に軍靴で頭を踏みつけました」
現場の市民
「恥を知れ!恥を知れ」
警察本部の前には、大勢の市民が警察の暴行を通報するために長蛇の列を作りました。事件への徹底調査と、暴行に加担した警官を即刻逮捕するよう求めました。
抗議者らは路上に座り込み、警察のトップ、曾偉雄(アンディ・ツァン)警務処長の辞任を求めました。一方、警察は違法集会として刑事責任を問うと警告し、抗議者らの怒りを買いました。抗議者らは一斉に「恥を知れ、暴力に反対」などと怒号をあげました。警察とにらみ合いながら、抗議は夜通し行われました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/16/a1146482.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)