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カナダ元諜報員「孔子学院はトロイの木馬」

2014年11月01日

 

【新唐人2014年11月01日】香港の「明報」の報道によると、中国駐カナダトロント総領事館の房利総領事が、トロント在住の華僑に孔子学院を支持する声を出すよう呼びかけました。カナダ安全情報局の元職員は、外交官のこのような振る舞いはウィーン公約に違反するものであると示し、孔子学院に対する自身の見方を述べました。

 

「明報」(みんぱお)の報道によると、中国駐トロント総領事館の房利総領事は10月25日、トロント教育委員会(Toronto District School Board)に孔子学院を支持する声を出すよう、地元の華僑に呼びかけました。

 

カナダ安全情報局(CSIS)でアジア太平洋地区事務総監を務めていたマイケル・ジュノー(Michel Juneau-Katsuya)氏は、総領事のこの行為は外交官の職責範囲を超えていると指摘します。

 

カナダ安全情報局(CSIS)元職員 マイケル・ジュノーさん

「領事館がこのようなことをするのは不適切です。カナダ外務省に知らせるべきです。彼らは外国の政府で、カナダには政府の代表として来ています。これは外国への干渉で、ウィーン条約に違反し、外交に背いています」

 

ジュノー氏は、孔子学院は中共がカナダにスパイネットワークを構築するために植え込んだトロイの木馬のような道具であると考えます。

 

カナダ安全情報局(CSIS)元職員 マイケル・ジュノーさん

「これは一種のトロイの木馬で、文化と言語を推進するためだけでなく、他国にスパイネットワークを構築するための道具で、スパイ活動の最前線です」

 

孔子学院はカナダの国家安全に危害を与え、中共がスパイを集める場所になると指摘します。

 

カナダ安全情報局(CSIS)元職員 マイケル・ジュノーさん

「我が国の国家安全に危害を与えています。中国文化に本当に興味のある人が中国の工作員に発見されるでしょう。これは中国の諜報部門には有利です。最終的に情報提供者または、スパイにさせられる可能性があります」

 

また、カナダの学校は引き続き、孔子学院を招き入れるべきではないと指摘します。

 

カナダ安全情報局(CSIS)元職員 マイケル・ジュノーさん

「孔子学院は世界範囲で不適切なことをやっており、複数の諜報部門によって暴露されています。カナダの国家安全情報局も孔子学院に対し懸念を示しています。だからこれ以上孔子学院と関わりを持ってはいけません」

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/29/a1149692.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

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