【新唐人2014年11月03日】アメリカの「ウォール・ストリート・ジャーナル」は先日、「チョウ・ユンファ、ジャッキー・チェンに勝利」というタイトルの文章を掲載しました。香港人の民主化運動を勇敢に応援したチョウ・ユンファに比べて、中共を擁護し続けるジャッキー・チェンは、人々の支持を失っているようです。
芸能人は多くのファンを持ち、メディアで顔も売らなければなりません。そのために権力者にこびを売る人もいますが、決してポリシーを曲げない人物もいます。
香港の芸能人 チョウ・ユンファ
「警察は初日から過ちを犯しました。学生は理知的で聡明です。平和的に闘っています。催涙弾の鎮圧など不要でした」
これはチョウ・ユンファが10月2日に取材で答えた内容です。当局の暴力に反対し、香港人の民主化運動を支持する立場を明確にしたのです。しかし、このために中共のブラックリストに入りました。
ただしチョウ・ユンファは中共の報復を恐れていないようです。ブラックリスト入りしたことについて「ならば、稼ぎが少し減るだけだ」と淡々と述べました。
しかし、ジャッキー・チェンは今回も中共を擁護しています。雨傘運動は経済に影響しているとして、運動をやめるよう訴えました。イギリスの日刊高級紙「インデペンデント」はジャッキー・チェンについて、香港を愛しているように見えるが、彼の言い方は強引すぎると指摘します。実際、ジャッキー・チェンは中共を応援するため、過激な発言を繰り返しています。
2012年、「政府は、人々が抗議していい問題と民衆が触れてはならない問題を規定すべきだ」と中共当局に提案しました。
また「台湾の選挙は笑い話だ」、あるいは「香港と台湾は自由すぎる。中国人は管理しないと、好き勝手なことをやる」と述べたり、ブログに写真を載せて、スモッグが深刻な北京にも「青空はある」と書き込んだりしています。
このようなジャッキー・チェンについて、「最も勇敢な中共のサポーター」という皮肉な称号を与えられました。
確かに「ウォール・ストリート・ジャーナル」が指摘したように、この雨傘運動において、チョウ・ユンファはジャッキー・チェンに打ち勝ち、香港人の心の英雄になったのかもしれません。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/10/31/a1150287.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/村上 映像編集/李)