【新唐人2014年11月14日】収賄容疑で摘発された河北省秦皇島市の課長クラスの幹部の家から、現金1億2千万元と金の塊37キロが押収されました。このほかにもこの幹部は、68件の不動産を所有していました。
「人民日報」傘下の「京華時報」の報道によると、秦皇島市都市管理局の元副研究員で、北戴河区供水総公司の元総経理の馬超群の自宅から、日本円でおよそ22億8千万円の現金と、金の塊37キロが押収されました。また、北京や秦皇島市などに68件の不動産を所有していました。馬超群は現在収賄容疑で当局から取り調べを受けています。
秦皇島市 劉海滿さん
「別に不思議なことではなく、氷山の一角にすぎません。課長クラスでこれほどの巨額を汚職するのですから。高官になると?言うまでもありません」
中国では近年、官僚による巨額の蓄財が相次いで発覚しています。去年摘発された広東省東莞市虎門鎮の共産党委員会書記、呉湛輝(ご たんき)は、1億7千万元の賄賂を受け取っていました。また、「朝日新聞」によると、解放軍総後勤部の副部長、谷俊山(こくしゅんざん)は軍用の土地と住宅を不法に転売し、3000億元の不正利益を得ていました。
広州市民主活動家 徐琳さん
「今捕まっている汚職官僚はごく一部にすぎません。多くはほったらかしです。中国の官界全体が腐敗の巣窟です。この体制が汚職官僚を生み続けているのです。体制が変わらないと、この問題は永遠に解決できません」
広州市の民主活動家、徐さんは、中共の体制下では、いわゆる「腐敗撲滅」、「法に基づく統治」などは、庶民を騙すための空論にすぎないと切り捨てます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/11/13/a1153784.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)