【新唐人2010年2月12日ニュース】大金をかけた映画「孔子」が不発弾に終わりましたが、中国大陸の山東省では最近「孔子」をテーマにした「孔子宝くじ」が発売され、社会の論議を呼んでいるようです。なぜ孔子が宝くじに?孔子の看板を掲げて共産党は大金を貪っています。孔子学院のサイトだけでも3520万元かかったといいます。
「時代週報」によると、孔子学院の中国語普及の主旨に対し一部の学者が異見を示し、(孔子学院の)授業内容にもっと深みがあるべきだと主張。また、海外の孔子学院の経費は主に政府が支出しており、中には利益を得ている疑いがある部門もあると指摘しました。
共産党政府は世界88ヶ国に282の孔子学院と272の孔子クラスを設け、孔子の世界進出を提唱。
国家漢字弁公室は孔子学院のサ―ビスサイトを立ち上げましたが、史上最もお金のかかったサイトだとネットユーザーらは皮肉。北京の「五洲漢風ネット」が3520万元でサイトの製作権利を獲得。
共産党の「政府購買法」の第十二条には、購買において、購買人員と供給商の間に利害関係が生じることは避けなければならないと規定されています。しかし国家漢字弁公室の直属機構であればいとも簡単にできるのでは?
米国在住の学者謝選駿(しゃ せんしゅん)氏はRFAの取材にこう言います。もし中国のある部門が孔子学院の経費から利益を貪ったとしたらそれは制度の欠陥によるもの。
「中国の司法は独立していない、そうなると、経費は監督されないまま。私腹の肥やしになったり、或いは海外に自分とかかわりを持つ者を派遣したり、
または浪費などの問題が現れるのです。」
「中国インターネット協会交流および発展センター」の胡延平主任は、孔子学院のようなサイトを個人で作る場合、10万元もいらないのに、孔子学院は一気に3000万元以上も飲み込み、実に理解に苦しむといいます。
孔子学院は名目上は非営利の政府系学院。サイトは孔子学院のネット版に過ぎないはずです。あるネットユーザーはこう言います。手を一振りするだけで3000万元以上とは、羽振りの良さにも限度がある。資金の出所は?この大金を払うのは一体誰?
新唐人記者がお伝えしました。