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中国数億人が水汚染に直面

2011年03月11日

【新唐人2011年3月12日付ニュース】最近の国家発展改革委員会の発表によると、中国では4分の1の住民が基準に達する飲み水を飲めません。水資源の枯渇の背景には、エネルギーを大量に消費し、環境を汚染する中国の経済モデルがあります。

 
報告書によると、大量消費型、汚染型の経済モデルが長らく続いた結果、水や空気、土が深刻に汚染されました。4分の1の住民が衛生的な水を飲めず、3分の1の都市住民が汚れた空気を吸っているほか、きちんと処理されるごみも2割未満。中国人の多くは、汚染の中で生活せざるをえません。
 
天津市 姜さん
「我々庶民は一体どうすればいいのでしょう」
 
北京市 劉さん
「購入した浄水器は濾過性なので、漂白剤の味が強いです」
 
環境保護総局の資料によると、中国の半分以上の都市の地下水は、汚染が深刻で、113の環境保護重点都市の平均水質達成率さえ72%。3億2千万の農民が基準に達した飲み水を飲めません。また、工業汚染は主に、経済発展地域に集中しています。
 
河南省鄭州市江帆水科技 崔さん
「工業が発展すれば水汚染も深刻です。新郷と焦作のあたりは大型工場があるので、水汚染が深刻です」
 
中国の水汚染の問題は、経済に損失を与えるだけではなく、がん発生の主な要因になっています。中国衛生部の資料によると、淮河(わいが)流域の水汚染によるがんの発生は、中国全土の平均発生率の10倍以上に達します。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
http://ntdtv.com/xtr/b5/2011/03/11/a502978.html.-中國數億居民飲用水源受污染.html#video

 

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