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改過自新の元婦警 迫害の対象に

2015年04月13日

【新唐人2015年04月13日】黒龍江省佳木斯(ジャムス)市労働教養所の元警官、崔会芳(さいかいほう)さんは、15年前は法輪功学習者を迫害する警官の一員でしたが、のちに真相がわかり、一転して法輪功学習者になりました。しかし最近、当局が配布した法輪功迫害に関する資料を持っていたとして、黒龍江省当局に「国家機密漏洩罪」で起訴されました。

 

黒龍江省佳木斯市労働教養所の元婦警、崔会芳さんは法輪功学習者を殴打する悪徳警官から、のちに法輪功修煉者へと生まれ変わりました。

 

崔会芳さんの代理人 黎雄兵弁護士

「彼女は、全ての看守と司法関係者に自身の経歴を知らせたいと言っています。警官なのになぜ法輪功支持者へと変わったのか」

 

崔さんは今年1月に佳木斯労働教養所から退職しましたが、2月12日、家宅捜索に遭いました。佳木斯市公安局は「パソコンの中に機密文書がある」と言いがかりをつけ、彼女を刑事勾留しました。

 

崔会芳さんの代理人 黎雄兵弁護士

「この『国家機密』とは黒龍江省労働教養管理局が各労働教養所に出した、法輪功学習者の転向を求める文書です。この罪は当然成立しません。当局は法輪功学習者に対する長期にわたる迫害手段が暴露されるのを恐れているのです。この種の国家行為を『機密』にしたいのです」

 

崔さんは2010年に書いた修煉体験文の中で「上からの命令で法輪功学習者を殴打し、法輪功をやめるよう強要した。しかし、自分を迫害する警官に対しても恨むことなく、善を持って接する法輪功学習者に深く心を打たれた」と綴りました。

 

佳木斯教養所に収監されていた法輪功学習者 王さん

「私はこう言いました。我々がどのような人か目にしたでしょう。我々の師父は相手からいくら酷い扱いを受けても、善をもって接するよう教えています」

 

法輪功学習者 張蓮英さん

「法輪功学習者の言動を見て、徐々に真相がわかり、彼女も修煉を始めました」

 

修煉を始めた崔さんは、秘密裏に法輪功学習者を保護するようになり、のちに迫害現場の仕事から事務職に変わりました。去年、黒竜江省の建三江(けんさんこう)に、洗脳班に監禁されている法輪功学習者を声援しに行ったところ、当局から監視され、今年2月に強制連行されました。現在、崔さんの案件は佳木斯市の検察院に移送され、当局の起訴に直面しています。

 

崔会芳さんの代理人 黎雄兵弁護士

「検察機関には公正な法の執行を望みます。警察部門の刑事捜査を法に基づいて終結させてほしいです」

 

中共当局の法輪功学習者に対する迫害は1999年からすでに15年以上続いています。不完全な統計データによると、中国の労働教養所に監禁されたことのある法輪功学習者は100万人を超えます。中国で数十年続いた労働教養制度は2013年末に廃止となり、周永康、李東生などの迫害の元凶も相次ぎ失脚したものの、迫害の政策は依然として続いています。ただし一部の司法関係者の心に変化が現れ始めました。

 

崔会芳さんの代理人 黎雄兵弁護士

「私が担当しただけでも5件ありますが、法輪功学習者が逮捕された後、最終的に『逮捕不許可』『検察院が不起訴』あるいは裁判所が検察院に起訴の撤回を求めたなどです。このような変化は各地で各階層で見られています。中国の法輪功修煉者は公平で公正な扱いを受けるべきで、彼らを釈放すべきです」

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/04/11/a1190146.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/水田 映像編集/李)

 

 

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