【新唐人2015年04月28日】4月25日、河南省鄭州市の交通警察官が生後5か月の赤ん坊を何度もひいて、死亡させました。これに抗議した赤ん坊の家族と市民数百人は、駆けつけた警官を追い返しました。
4月25日の夕方、鄭州市のある交差点で交通警察官、劉西金(りゅう せいきん)がA678HSというナンバープレートの白いBMW車を、制限速度をオーバーして運転し、ベビーカーを押していた女性に衝突しました。
目撃した市民によると、当時、赤ん坊の母親は車を止めるよう運転手に要求しましたが、運転手は逆にバックして、何度も赤ん坊をひき、死亡させました。母親は子供を守ろうとして足を骨折しました。
目撃者 白さん
「女性がベビーカーを押して、道路を渡っていたら、車は赤ん坊の母親、さらに赤ん坊にぶつかりました。最初 赤ん坊には軽くぶつかっただけでしたが、車はバックして、ベビーカーを壁の所まで押して、つぶしました。現場は凄惨で、車の前輪には脳みそが付いていました」
事故発生後、赤ん坊の家族十数人が現場に駆けつけ、横断幕を掲げて「人を殺したら命で償え」と叫びました。野次馬の市民は数百人に上り、道路が塞がりました。
目撃者 白さん
「5時間近く、交通警察は現場を放置しました。家族は警察の不作為だと叫んでいました。夜11時近く ようやく警察や官僚が来ました」
事故の翌日の深夜2時半ごろ、人々はようやく解散しました。
目撃者 白さん
「野次馬だけで数百人、それから警察も続々と来て、数百人に達し、交差点が封鎖されました」
この間、警察と家族・市民の間でもみ合いが発生しました。激怒した市民が集団で抵抗したため、100人以上の警察官が追い返されました。
4月26日、鄭州市警察は事故を起こした警察官をすでに刑事拘留したと発表しました。また、当局は警察官の血液からアルコール成分が検出されなかったと述べましたが、多くの目撃者が飲酒運転だったと言っています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/04/27/a1193464.html(中国語)
(翻訳/河合 ナレーター/水田 映像編集/李)