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中国大陸でついに江沢民提訴のうねり

2015年05月27日

【新唐人2015年05月27日】今年5月に入って、中国大陸では法輪功迫害の元凶、江沢民に対する提訴のうねりが各地で巻き起こりつつあります。先日の江蘇省と湖北省の法輪功学習者に続いて、甘粛省の75歳の女性も、江沢民への刑事告訴の訴状を最高検察院に送付しました。

 

明慧ネットの最新情報によると、5月20日、甘粛省金昌(きんしょう)市の市民、符玲文(ふ れいぶん)さんが、最高検察院宛に江沢民への刑事告訴の訴状を送りました。訴状の中で符さんは、法輪功の修煉を通じて心身の健康を手に入れたのに、江沢民の迫害政策によって、不当な家宅捜索および判決を下されたと述べています。

 

符さんは訴状の中で、「江沢民は中国憲法の第35条から第39条に触れており、さらに拉致、信仰の権利剥奪、誹謗中傷、傷害などの10項目の罪を犯している。国際法に基づくと、江沢民は人道に反する罪、ジェノサイド、拷問の罪を犯している」と訴えています。

 

1999年7月20日、法輪功に対し、江沢民は国を挙げての全面的な弾圧を命じました。この弾圧は16年後の今でも続いており、体制内外で強烈な不満を呼んでいます。

 

中国軍事学院出版社元社長 辛子陵氏

「法輪功鎮圧の当初、政治局常務委員7人のうち6人が反対し、江沢民だけが賛成でした。常務委員会で通過できないと、また別の会議を開き、自分の主張を押し通そうとしました」

 

趙紫陽元総書記の元政治秘書 鮑彤氏

「『真』と『善』が邪教ならば、醜悪、憎しみが正道なのか?ばかげています。真善忍に何の問題が?法輪功への迫害は人道に反するものです」

 

東南大学法学教授 張讚寧氏

「法輪功学習者への残酷な弾圧、これ自体が憲法に反しています。江沢民のこの違法行為は、いずれ清算されるでしょう」

 

今年5月、中共の最高裁判所は、訴訟事件の受理制度を改革すると発表し、すべての提訴を立件すると豪語しました。これを受け、中国の民間では江沢民提訴のうねりが巻き起こりつつあります。

 

ここ1週間で、湖北省の法輪功学習者、張兆森(ちょう ちょうしん)さん、江蘇省教育学院の元高級幹部、朱鶴飛(しゅ かくひ)さん、山東省のソフトウェア・エンジニア、鄒德用(すう とくよう)さんの妻、および河北省の法輪功学習者5人が立て続けに、最高裁判所、最高検察院に江沢民に対する刑事告訴の訴状を提出しました。

 

海外での江沢民提訴は2000年から始まり、世界17の国と地域で、江沢民をはじめとする迫害の元凶がジェノサイドなどの罪で提訴されました。

 

2009年11月、スペイン国家裁判所は、ジェノサイドと拷問の罪で、江沢民などを起訴。同年12月には、アルジェンチン裁判所が江沢民への国際逮捕状を発行しました。

 

中国問題専門家 横河さん

「海外での提訴は中国国内に大きな影響を及ぼしました。今多くの法輪功学習者が再び中国国内で江沢民提訴を始めました。迫害はまだ続いていますが、国内外の形勢からみると、2000年とは完全に異なっています」

 

符玲文さんは訴状の中で、検察官に法に基づいて江沢民を裁き、江沢民が個人および国家、政府の名義でくだした法輪功に対する不公正な結論を、すべて覆すよう求めています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/05/27/a1199528.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

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