【新唐人2015年05月29日】最近、中国では法輪功学習者による江沢民提訴のうねりが静かに巻き起こっていますが、ある一般市民が今年1月にすでに江沢民を提訴していました。法律を凌駕した江沢民の迫害政策は、全ての国民に対する潜在的な脅威となっているため、提訴に踏み切ったと話しています。
中国南部のある女性が今年1月、地元裁判所に江沢民を提訴する訴状を提出しました。
女性は訴状の中で、「殴り殺しても自殺として処理するという江沢民の迫害政策は憲法を無視するものであり、数え切れない善良な市民に苦痛をもたらした」と訴えています。
中国で江沢民を提訴した市民
「裁判所から『あなたと何の関係ある?』と言われ、『私と関係ないと?これほど広範囲での犯罪だから、今日は他人が被害者でも、明日は私の番かもしれない』と答えました」
江沢民を提訴したこの女性は、自身が法輪功学習者でもなければ、親族や友人の中に法輪功学習者がいるわけでもありません。ネット封鎖を突破して海外のサイトを訪れた際に、江沢民の迫害政策を初めて知ったそうです。迫害の元凶が未だにのさばっていることに憤慨し、提訴を決心したといいます。
中国で江沢民を提訴した市民
「これらの善良な人々を敵に回した。江沢民こそが国の匪賊です。一年また一年と待っていても、未だに逮捕されません。法輪功をやっていなくても私は彼を提訴します」
しかし地元裁判所は、彼女が直接の被害者でないことと、プロセスに合わないとして、2回も受理を拒否しました。
一方、中国の人権派弁護士は、公民には提訴する権利があり、被害者でなくても、他の機構に告発することができると述べました。
北京の弁護士 謝燕益さん
「法律の角度から言うと、彼女には提訴の権利があります。彼女が被害者でなくても、検察院、公安部門に行って訴えるべきです。彼女にはこの権利があります」
明慧ネットによると、江沢民の迫害政策によって、身元が確認されただけでも数千人が拷問を受け死亡しています。また国際組織の調査でも、江沢民が法輪功学習者からの臓器狩りを命じたと、中共の軍の元高官が認めました。
調査員
「あなたが総後勤部の衛生部長を務めていた時、法輪功学習者からの臓器摘出は総後勤部長の命令?それとも軍事委員会からの命令?」
解放軍総後勤部元衛生部長 白書忠
「江沢民主席からの命令でした」
北京の謝燕益(しゃ えんえき)弁護士は、法輪功への迫害によって中国の司法の公正さが完全に崩壊したと指摘します。
北京の弁護士 謝燕益さん
「幾千万人ものわが同胞が、真善忍を貫き、良い人になろうとしただけで、刑務所に入れられました。この類の事件は司法部門全体を侵食し、社会と国に歴史の重荷を押し付けました。だからこの意味で言うと、法輪功の名誉回復なしでは国の災難は絶えないでしょう。一人が逮捕されることで全ての人が自由を失います」
迫害の元凶、江沢民は、人権派弁護士から「国家の敵」と呼ばれていました。一方、江沢民を提訴した一般市民も、江沢民提訴を公益事業として行うと話しています。
中国で江沢民を提訴した市民
「国内保衛科の警官も私にやめるよう言いましたが、これは公民の自由だから。江沢民提訴を公益事業として行うと答えました。人生をもっと有意義に生きるべきです」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/05/28/a1199771.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/李)