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「北京を信用するものは愚か者だ」ドイツメディアが鋭い評論

2015年11月15日

【新唐人2015年11月15日ニュース】

中台首脳会談後、中国官製メディアが会談を高く評価したのに対し、「北京を信用するものは愚か者だ」と、ドイツのメディアなどは鋭く批評しています。

 

中国官製メディアは、今回の中台会談が、今後両岸の交流の準則が決められたと会談の結果を称えました。一方、中国国外では会談に反対する台湾民衆の抗議活動に関心が寄せられています。

 

CNN台湾駐在記者マット・リバーズ氏

「抗議活動は既に数時間も続いています。とても平和に行われています」

 

馬習会談について、アメリカCNNの報道では、中台両国は経済的、文化的な面では、協力しあっていても、政治的な面では依然として大きな隔たりがあると指摘しました。また、イギリスBBCは、2016年の選挙に影響を与える会談だとコメント。「ザ・タイムズ」誌では、台湾民衆は会談が実質的意義はないと見ていると報道しました。

 

また、第1ドイツテレビ上海駐在員のマルクス・リンメル(Markus Rimmele)氏は、「北京を信用するものは愚か者だ」という鋭い評論を発表しました。

 

評論では、今回の歴史的会談が、友好的な雰囲気で行われたといっても、香港のこれまでの発展から見れば、台湾は警戒すべきだと指摘。中国共産党は1997年の約束を守らず、香港に真の民主を与えなかった、台湾は北京強権の外交辞令を慎重に考えるべきだと訴え、「中国共産党を信用する者は愚か者だ」と強調しました。

 

ひまわり学生運動代表者 林飛帆

「どんなに冬が寒くても、春は必ず戻って来ます。そうでしょう?(そうだ)春は必ず戻って来るでしょう。そうでしょう?(そうだ)立ち上がって周りの人々に国際社会に伝えましょう。我々は最後まで堅持するしかありません。今の全てを守れるのは、私たち自分しかほかありません。私たちの態度を表わせないと、今の苦境を変えられません。台湾の未来を決められるのはほかでもなく、私たち自分自身です」

 

馬習会談後、中台両国の関係にどのような進展がみられるか、今後も注目されます。

 

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com.tw/b5/20151108/video/159822.html?  (中国語)

(翻訳/王大同 ナレーター/萩野 映像編集/李)

 

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