【新唐人2015年12月2日付ニュース】
中国軍隊の大規模な改革が世界から注目されています。改革内容には、軍隊再編のほか、「軍隊の有料サービスの全面的な停止」という特別な項目があります。この「有料サービス」の背後には血生臭い産業が隠されています。
中国軍改革の四つの重点項目のなかの一つが「軍隊の有料サービスの全面的な停止」という項目です。
中国当局メディア「京華時報(けいかじほう)」は、匿名の軍内部の専門家の話として、軍病院には厳重な規律違反と違法行為が存在し、サービスを受ける90%が軍人ではないと伝えました。
中国メディアによると、軍病院は経費が少なく、軍人を治療対象とする場合の利益も少ないため、多くの軍病院が「爆利」を求めていると指摘しました。
中国軍隊はずっと死刑犯の腎臓を販売しています
アメリカABC放送局は、1997年から中国軍病院で死刑犯から臓器移植し、爆利を得ていることを調査し、報道しました。
また、中国『三聯(さんれん)生活週刊』は2006年の報道で、臓器の98%が非衛生組織、いわゆる司法と軍のシステムから提供される可能性があると指摘しました。
1980年後半から1997年まで、数千の臓器が販売されたと考えられます。
死刑囚の人数は限りがあり、軍の病院では臓器を奪取するために死刑場に車を派遣することもあるそうです。
元軍医少将の蒋彦永氏
「死刑にする時は死なないように銃を撃ちます。見た目は死んだかのようです。その後、すぐ別のところに移動して、肝臓などを取り出します」
そして、1999年から、中国では臓器不足が突然、一転しました。
江沢民が法輪功の迫害を命じた1999年から、中国の臓器移植は3倍以上激増し、1~2週間で移植が可能になりました。
2006年、生体臓器摘出に関わった医師の家族が「法輪功学習者からの臓器狩り」の黒幕を暴露しました。
2006年から、『追跡国際組織』は患者や共産党機密部門の者に扮装し、中国31の省市の軍隊、武装警察病院に対し電話調査を行いました。
中国人民解放軍総後勤部衛生部の元部長 白書忠氏
「当時は江主席からこのことについて、指示がありました。臓器移植の展開についてです。当時 江主席の指示が出た後、みんな法輪功を抑圧するための多くの仕事をしました」
2000本以上の電話録音から、江沢民が臓器移植を軍事化、産業化したことが実証されています。アメリカ、ヨーロッパ、カナダなどの政府は、正式に議案を提出し、強く非難しました。
デンマークの異議人士 楊光氏
「公安部の友達が電話で私に言いました。彼が知っている一般病院の統計だけで、ここ10数年間で、法輪功学習者から臓器摘出をして、死亡した数はすでに50万人を超えています。武装警察病院と軍隊病院の統計は更に秘密です。公安部の人も把握できてないのです」
『大紀元時報』によると、今年3月、北京当局は五つの調査グループを軍病院に派遣し、生体臓器摘出に対して、調査を行いました。さらに11月の軍の改革で「軍隊有料サービスの全面的な停止」への決定を発表しました。当局がいつ、江沢民グループの罪を問う決断をするか注目されます。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2015/11/28/a1238460.html (中国語)
(翻訳/吉田 ナレーター/佐藤 映像編集/李)