【新唐人日本2011年5月13日付ニュース】閉幕した“米中戦略・経済対話”では、オバマ大統領とクリントン国務長官がそろって中国の人権状況の悪化を指摘。従来とは違うアメリカのこの態度をどう読み取るべきでしょうか。魏京生さんに伺いました。
中国民運海外聨席会議主席 魏京生:
「一つは中国の人権問題での横暴さに、米国も不満を募らせている。でももっと重要なは、貿易問題においても米国は相当な不満を持っている。この二つの不満が重なり合い
対中戦略の改善を迫られ、この2点を同時に考慮せざるを得ません」
では、中国の人権問題に対し、圧力をかける有効な方法は何でしょうか。魏さんは、アメリカが貿易の面で一歩引く事が肝心だと言います。
中国民運海外聨席会議主席 魏京生:
「人権と貿易の両方に対し、真面目に向き合うべきです。この二つを同時に語らないと、真の圧力にはなりません。中共は実際には相当軟弱です。米国が人権と貿易問題に、まじめに取り組むことによって、中国は必ず譲歩します」
中国の人権問題を取り上げ続ける以外、アメリカは、様々な方法で中国国民の覚醒を喚起すると同時に、中国大陸の民間団体を支持してこそ、人権状況の改善に結びつくと示しました。
中国民運海外聨席会議主席 魏京生:
「他に反共産党の非政府組織に対し、資金援助を増やし、中国民衆への呼びかけを強化する。これも実質の圧力になるでしょう。米国政府が民間団体に対し、真面目に支援すれば、中共も米国の態度が読み取れ、米国の要求に真面目に向き合うでしょう」
新唐人テレビがお伝えしました。
(中国語)