HOME > ニュースページ > 経済 > 詳細

台湾濃縮漢方薬 国際認証の技術

2015年12月25日

【新唐人2015年12月25日ニュース】

 

漢方医学は、伝統的な薬の配合や煎じる製法から、「濃縮漢方薬」と進化し、現在の科学漢方に至ります。専門設備で漢方薬の有効成分を抽出し、西洋薬の特徴と融合し、患者が飲みやすいように薬剤を作っています。台湾の濃縮する漢方薬技術は、世界でも一定の地位を占めています。濃縮漢方薬の発祥地である日本の医者も、台湾の濃縮漢方薬について、しっかりした品質管理がされていると称賛しています。

 

使用者 蔡さん

「濃縮(漢方薬)を飲んでいるときは自分で煮ません、時間がないので。既製品があれば 一番はやいです」

 

既製品が速いというのは、現代人が忙しいなか、時間を節約しないといけない為です。多くの人は煎じてない濃縮漢方薬を選びます。別名は「科学漢方薬」です。

 

台湾製薬大手企業取締役 陳伯川

「一般人が自分で薬を配合したりするのは危ないです。なぜかというと、漢方は基本的に毒性を持っています。例えば、トリカブトはアコニチンの毒性があり、極毒性がありますが、アコニチンは同時に我々の薬効成分ともなっています。どうやってこの薬効を低下させるかというと、炮製(ほうせい)しないといけません」

 

漢方は生薬とも呼べます。歴史上、「神農は百のハーブを味わい、一日のうちに七十もの毒に当たった」という伝説があります。伝統的な漢方薬は煎じるか薬剤を粉末状にして、膏薬、丸剤、丹薬、散薬などの薬剤にしないといけません。

 

伝統的な漢方薬と違い、濃縮漢方薬は専門設備と安定した製造工程で有効成分を抽出します。また、そこから濃縮散薬、濃縮錠等の漢方薬製品を、西洋薬の特徴と融合し、患者が飲みやすいように作っています。

 

台湾製薬大手企業取締役 陳伯川

「我々が煎じ薬を買うとき、リスクがあります。炮製で濃縮製剤にしたら、漢方薬の有効性、均一性と安全性を考慮するので、一般の煎じ薬が及ばないところがあります」

 

薬学博士 李威著

「台湾は品質検査の要求について、他の国と地域より厳しくなっています。その為、世界でも濃縮製剤の品質がもっとも優れています」

 

台湾の濃縮漢方薬の製造過程管理は厳しく、世界でも一定の地位を占めています。多くのアジア、欧米諸国に輸出しています。現在、台湾のGMP漢方薬工場は97あります。そのうち、70年も歴史を有している漢方薬工場が、現代的設備で漢方薬材の選別と炮製作業をしています。その品質の良さが、日本社会にも注目されています。

 

日本漢方薬医師 池田政一

「台湾のエキスはいいです。濃度が濃いですね。あまりいろんなものが交ざってない為にね。品質がね。例えば当帰とか、地黄とかという漢方薬がありますけど、そういう一つ一つのものでも、台湾のほうがすごく品物がいいですね」

 

薬学博士 李威著

「台湾は基準が厳しいだけではなく、全体の量への規制が、例えば、好気性微生物がダメです。16乗を超えたらダメ、サルモネラ菌がダメ、一般のサルモネラ菌でも大腸菌がダメとか、これらの規定は世界の他の国々ではそこまで厳しくなっていません」

 

台湾の濃縮漢方薬は古来の製法に従い、時代と共に進歩しています。炮製で漢方薬の毒性を低くし、漢方薬材保管時の温度調整等をしています。日本発祥ですが、台湾の濃縮漢方薬の発展と品質は、日本の医者も称賛しています。

 

日本漢方薬医師 池田政一

「多分ね、台湾のほうがだから品物がいいです。中国大陸のほうの漢方薬はね、あまりいいものはない。私はね、大陸のほうも、10回くらい行っている。西安だとかね、どうもいいものは皆台湾に輸出されているみたい」

 

台湾製薬大手企業取締役 陳伯川

「製薬は良心事業です。薬を不正に使うわけにはいきません」

 

漢方薬の進化は、伝統的な配合、煎じから、現在の濃縮漢方薬まで発展し、台湾製薬業者は常に努力しています。MITの精良技術は国際社会から注目を集めており、全世界に伝えていくそうです。

 

https://www.youtube.com/watch?v=if5s2jQX6sA (中国語) 

(翻訳/顧 ナレーター/藤坂 映像編集/李)

トップページへ