【新唐人2016年2月13日付ニュース】
中国当局による法輪功学習者の臓器狩りは、2006年、初めて証人が自ら証言をしました。それから10年間、より多くの証拠が明るみに出て、国際社会は厳粛な調査をし、中国当局に人類に対する犯罪を停止するよう求めました。
アンニーさん
「私の名前はアンニー(仮名)です。私の元夫は法輪功学習者の臓器を取り出す手術に関与しました」
2006年3月、元遼寧省中西結合(ちゅうさいけつご)医院職員アンニーが米国に亡命し、初めての証人として、海外メディアに中国当局の臓器狩りを暴露しました。
アニーさん
「まだ生きている法輪功学習者から角膜を摘出した。病院の職員はまだ生きているよと言っていた。そのまま火葬炉に入れた。私は法輪功の学習者ではないけれど、この何年か良識ある中国人として、罪の意識にさいなまれています」
カナダの元アジア大洋州局長デービッド・ キルガー氏と国際人権派弁護士デービッド・マタス氏が人権組織の緊急要請を受け、臓器狩りの調査を行いました。
デービッド・ キルガー氏
「私は検察官を10年間も務めました。証拠が問題であることは分かっています。私たちは人に頼み、中国の病院と監獄に電話をかけさせました。法輪功学習者の使える臓器があるかと聞いた処、中国各地やく50か所から『有る』と答えがありました」
キルガー氏とマタス氏が52の証拠を揃え、中国当局の法輪功学習者への臓器狩りを証明したことで、2010年のノーベル平和賞候補者になりました。
中国当局は疑惑を否定しましたが、関連データの公開による反証についての国連の要求を拒否し、また、外国機関が入国し、独自の調査をすることも拒否しました。
これを受けて、「世界法輪功の迫害調査機関」は電話調査を始めました。
汪志遠(おう しえん)氏
「中国政府の鉄のカーテンを破るのが至難の技でした。世界法輪功の迫害調査機関の『総合報告』では、10年近くの調査結果をまとめ、詳細の証拠もあります。人々にこの真相を知らせることができます」
この調査機関は今まで得られた60の録音調査、1628部の証拠資料から、完全な臓器狩りの仕組みも見えてきます。
軍の病院は、生きた法輪功学習者から臓器を取り出したのが「法廷の承認があった」と言い、また「提供ができる」と法廷で認めました。
元軍の後援部の高官によると、臓器狩りができるようになったのは、江沢民の指示があったからだそうです。
2012年から今まで、台湾の議会、欧州議会、オーストラリアの上院、イタリア上院人権委員会、アイルランド議会外務貿易委員会、米国議会外務委員会、カナダの議会人権委員会で、非難決議が採択され、中国当局の法輪功の良心犯などからの臓器狩りを強く非難しました。
臓器狩りのタブーを破り、国際社会の注目を集めています。
汪志遠氏
「これは人類の道徳の根底からの破壊で、人類の良心と尊厳のため、中国当局の犯罪を追及することは1人の人間としての責任であり、1人の人間としての栄光でもあります」
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/02/12/a1252352.html (中国語)
(翻訳/小松 ナレーター/大口 映像編集/李)