【新唐人2016年2月19日】
遠く離れた、南シナ海西砂諸島中の永興島が、今、国際問題の焦点になっています。
米フォックス放送
「衛星写真によると、中国軍が南シナ海で地対空ミサイルを配備しました」
2月3日の衛星写真によると、ミサイルは見られませんでしたが、14日、二つのミサイル基地を写した写真には、8台以上の防空ミサイル発射車と一つの管制レーダーが含まれ、中国軍の実質支配範囲は南へ数百キロメートルに拡張しています。
米国務長官ケリー
「南シナ海を軍事拠点化しないことは、関係各国が守るべきことです。中国側に繰り返して要求したにもかかわらず、軍事拠点化の進展を示す証拠が、日々浮上して、深刻な懸念対象です」
米国国防総省の研究によると、中国軍は長距離地対空ミサイルHQ-9を配備しました。
HQ-9の射程距離は約125キロメートル、上空に接近する飛行機に脅威を与えます。
米国務長官ケリー
「中国側と意見交換しました。これかれも非常に真剣な協議をするつもりです」
埋め立て、サンゴ礁建設、軍事拠点化を中止するようにと、米議会は南シナ海の権利を主張する各国に呼びかけています。
一方、中国の王毅外相は、批判に対してこう主張しました。
王毅
「西側メディアによるニュースの捏造だ」
中国外務省報道官も、「自国の領土内で防衛設備を配備することは権利である。」と主張しました。
台湾とベトナムも、永興島の領有権を主張しています。
中国は2012年に三沙市を設立し、その市政府所在地が永興島です。軍用機でも離着陸できるの3000メール滑走路と5000トンの軍艦を収容できる港を建設し、昨年11月に戦闘機も配置しました。
中国は、すでに南海諸島の中心となる七つの島であらゆる施設を建設し、既成事実化を進めています。
マカオの軍事専門家の黄東さんは、「中国は、他の人工島でも永興島のように進めて、南シナ海防空識別圏を宣言することも可能であり、米国と対立の姿勢を示します。」と予測します。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/02/18/a1253339.html (中国語)
(翻訳/Ann ナレーター/大口 映像編集/李)