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仰天!愛妻はスパイだった

2011年06月02日


【新唐人日本2011年6月3日付ニュース】アメリカに亡命した天安門事件の学生リーダー劉剛さんが、5月28日、元妻が共産党のスパイだったことを明かしました。元妻は中国解放軍関係のスパイで海外の民主活動家の情報を収集していたそうです。このことを暴露するのは、中国当局の卑劣な手段に警戒を促すためだといいます。

アメリカに亡命した劉剛さんは4年前、当時アメリカの航空会社に勤めていた妻の郭盈華と知り合います。

劉さんによると、元妻に積極的にアプローチされ、出会って数時間後には結婚を求められたそうです。友人らの祝福の中、二人は2008年に結婚。

しかし、結婚後は生活が一変します。妻に経済的に制限され、民主化活動への参加も制限され始めます。車や豪華なアクセサリーなどを買わされ、貯金も妻名義に変えられたそうです。

結局昨年末に離婚。離婚の理由は、妻は中国共産党が送り込んだスパイだったというのです。28日、ツイッターでこのことを詳しく述べました。

長編にわたる陳述の中で、元妻の郭盈華が共産党の工作員である数々の証拠を羅列。例えば優れた射撃技術。郭盈華自身も裁判所で軍人の身分を認めたそうです。また、アメリカに13の口座があり、毎年中国軍側から6万ドルを受け取っていたといいます。結婚式の花嫁介添人も中国情報機関の在米責任者だったそうです。

劉さんはすでにアメリカ連邦捜査局(FBI)に元妻を通報。郭盈華自身も裁判所で自分は上海解放軍第二軍医大学の卒業生で、スパイ訓練を受けたことも認めました。

劉さんは天安門事件に参加したことで当局に逮捕。1996年4月に渡米し、民主化活動に積極的に参加。2005年には趙紫陽元総書記の葬儀委員会を発起し、天安門事件記念活動にも積極的に参加しているため、中国当局の目の敵とされ、手段を選ばない攻撃を受けているといいます。

近年、中国当局の美人スパイ作戦は度々耳にします。例えば、上海の日本領事館の領事が女スパイの餌食になり、国への背信を苦に自殺。また、去年上海の韓国領事館の外交官三人が同時に一人の女性と関係を持ち、情報を窃取された事件は、韓国中に衝撃を与えました。

劉さんによると、郭盈華はアメリカのグリーンカードを申請する際にも、4つの項目を偽ったそうです。これらのことを暴露するのは、決して元妻を辱めるためではなく、中国共産党の卑劣な手段を暴くためだといいます。

一方、スパイのほうも哀れです。一旦スパイの身分が暴露されると、中国当局は躊躇なく切り捨てるといいます。そうなると、スパイは利用価値がなくなり、国に帰ることもできず、ネズミのように一生隠れて暮らすしかないといいます。

今年50歳の劉剛さんは、1984年に北京大学の大学院に入学。89年の天安門事件では、学生自治連合会の主要リーダーの一人でした。事件後、当局の指名手配リストの21人中、3番目にリストアップされました。

新唐人テレビがお伝えしました。

www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/05/31/a539400.html
(中国語)

 

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