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中国湖北省 ゴミ焼却場建設反対で10万人デモ

2016年06月28日

【新唐人2016年06月28日】

ゴミ焼却場の建設計画が進む中国湖北省仙桃(せんとう)市で25、26両日、建設に反対する市民10万人が抗議デモを行った。当局は1000人を超す特別警察、武装警察を派遣し、数十人のデモ参加者を逮捕したほか、参加者を殴るなどして抗議行動を鎮圧した。仙桃市政府は26日、建設計画を中止すると発表したが、同夜、市民が集団で派出所へ押しかけ、逮捕者の釈放を求めた。

 

デモ隊は25日午前9時に出発、「仙桃に緑の水と青い空を返せ」「後世に禍根を残すゴミ焼却場の建設に反対する」などの横断幕を掲げ、「美しい故郷を返せ」と叫びながら市内の繁華街を練り歩き、ゴミ焼却場の建設に抗議した。当局は他県から大勢の武装警察と特別警察、さらには治安部隊の装甲車の応援を要請し、鎮圧に当たった。

 

ネット上ではデモ隊は十万人との情報もあるが、2日間で延べ十数万人と証言する現地市民もいる。

 

仙桃市民・呉さん:デモは昨日おとといあって、十数万人が参加した。千~2千人の武装警察が出動して、殴られた人もいた。逮捕された人は数十人に上り、昨晩派出所へ行って釈放するよう訴えたんだ。携帯電話にかけても繋がらず、メッセージも送信できなかった。市内の専門学校がちょうど休暇で生徒がいないから、そこに部隊が寝泊まりしてたけど、今はもう撤退した。

 

仙桃市は市内にゴミ焼却場と発電所を建設中だが、市中心部から5キロ、車で数分の距離であるうえに、付近には食品工場や薬品工場がある。

 

仙桃市民・呉さん:ほぼ建設が終わりそうだが、工事中はわれわれはそんな計画知らなかったんだ。市の中心部から近いし、汚染が市民生活に影響するのが心配だ。

 

仙桃市民・陳さん:「市の中心部から3分の所だよ。政府は建設を中止したと言ったけれどね。」

 

公開されている資料によると、このゴミ焼却場の予算は約2億5908万人民元(約40億円)、計画土地面積は120畝(1畝は6・667アール)、緑色東方資控股有限公司が投資し、BOT方式(民間業者が投資、建設、運営を行い、契約期間終了後に行政に運営を移行する建設方式)により政府と共同で建設する計画である。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/06/27/a1273394.html(中国語)

(翻訳/白白 映像編集/李)

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