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中国政府が妨害、新唐人テレビ主催の舞踊イベント会場取消

2016年06月29日

【新唐人2016年06月29日】

新唐人テレビ局が香港で開催を計画していた「世界中国古典舞踊大会」の会場が、香港政府の圧力を受けて利用を取消されました。中国政府の妨害はこれが初めてではありません。 

数千年の中華文化の伝統を受け継ぎ、明るく美しい正統な価値観を体現する中国古典舞踊は、中華伝統文化の至宝であると言われます。

新唐人が主催する「世界中国古典舞踊大会」は、現在世界で唯一の中国古典舞踊を競うイベントです。

 

「世界中国古典舞踊大会」審査委員 李維娜:

「新唐人テレビ主催の『世界中国古典舞踊大会』は、純善純美の芸術によって中華文化を広めると同時に、世界中の中国古典舞踊学習者に良い舞台を提供し、神伝文化の真意を心底から理解させます。大会の趣旨とその原点は、舞踊者に本当の支えとなり、そして、文化をより高い境地に導いていると思います。

 

しかし、2007年に初めて中国古典舞踊大会が開催されて以来、中国共産党政法委員会とその関連機関は中国舞踊界に対して中国古典舞踊大会をつぶすよう極秘裏に通達してきました。

 

 中国問題専門家 文昭:

「無神論と唯物史観、そして闘争哲学を信奉する中国共産党と、文化や中国伝統芸術は相容れません。そのため、中国共産党は自分たちこそが中華文化の代弁者であるように振る舞うために、伝統文化を改竄し貶めなければならない自己矛盾に陥っているのです。自分たち以外の者が真の伝統文化を復興させることを恐れているので、あれこれ誹謗中傷を行い、貶めようとしているのです。」

 

2012年8月、アジア太平洋地域で初めてとなる第5回世界中国古典舞踊大会が香港で行われる予定でしたが、会場の外で中国共産党配下の香港青年関愛協会(青関会)のメンバーが警備員を殴るなどの暴力行為を行い、妨害しました。

そして今年、再び香港でアジア太平洋地域初となる第7回世界中国古典舞踊大会を開催し、アジア地区からも多くの芸術愛好家が参加する予定でした。

今年4月20日、香港新界郷議局の許可を受け、郷議局大劇場での大会開催が決定し、郷議局側も、決定に変更はないことを再三にわたって主催者側に伝えてきました。

しかし、5月17日から19日にかけて中国共産党政治局常務委員の張徳江が香港を訪問した直後の同26日、郷議局は香港政府の命令により会場の貸し出しを取消す旨、新唐人に通達してきたのです。

 

 米コロンビア大学政治学博士、時事評論家李天笑:

「張徳江は江沢民派の代表格です。かつて香港には曽慶紅によって多くの特務が送り込まれ活動していましたが、曽慶紅引退後は張徳江がその任務を引き継いでいます。中国国内では江沢民派は一掃されており、非常に苦しい立場にあります。彼らは生き残りをかけて、香港という舞台であらゆる機会を利用し、政治的な賭けに打って出ていると見られます。」

 

中国古典舞踊のパフォーマーは長い間日の目を見ることなく、孤独に鍛錬し、今やっと世界の表舞台へと踏み出しました。中国メディアでさえも、中国国内に存在する古典舞踊からは最も大事な理念や価値観が失われてしまったと報じています。

新唐人は、必ずや香港で会場を確保し大会を開催し、中国伝統文化を愛する芸術家が技術や芸術性を競い合い切磋琢磨し交流できる国際的な舞台を提供すると述べています。

 

 

新唐人テレビがお伝えしました。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/06/28/a1273476.html (中国語)

 

(翻訳/白白 ナレーター/佐藤 映像編集/叶)

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