【新唐人2016年07月03日ニュース】
最近、江蘇(こうそ)省南京(なんきん)市の法輪功学習者数十人が政府機関に強制的に採血されました。警察側は法輪功学習者のデータバンクをつくる為と称し、血液型、DNA、手形足形などを採集しました。貴州(きしゅう)省貴陽(きよう)市や新疆(しんきょう)ウイグル自治区も同じような状況です。この現象は、中国共産党による法輪功学習者や良心の囚人の臓器を移植に使うためではないかと国際社会からの注目を集めています。
「明慧ネット」によると、最近南京で少なくとも30人の法輪功学習者が法輪功迫害の専門機関“610弁公室”の職員と警察官に派出所に連行され、強制的に血液サンプル、手形足形を採集されました。警察はさらに、学習者の家を訪ね採血を行い、脅しても応じない場合は家財を没収しました。
南京警察は、現在全国の公安は管理の規範化を進めており、法輪功学習者のデータバンクをつくる為、学習者の血液型、DNA、手形足形などを登録すると公に発表しています。
同じようなことが新疆や貴州省の貴陽でも起きています。新疆に住む「権利運動」組織発起人の胡軍(こ ぐん)さんは6月初旬、派出所で強制的に血液、指紋、声符(せいふ)などを採られた際、法輪功学習者も連行されていたと話しています。
新疆に住む 胡軍さん
「私はそこで法輪功学習者に会いました。やはり採取されていました。私の近所に住む文双武さんで、昌吉市元豊三隊に住んでいます。」
大紀元時報は、内部の事情を知る者によると、採血命令は今年の4月か5月に大連(だいれん)棒槌島(ぼうついとう)“610”会議上で江沢民(こう たくみん)元首席の残存勢力が下したと報じています。
1999年7月、中国共産党「江沢民グループ」が法輪功学習者への迫害を開始後、中国での臓器移植件数は急増し、全世界から臓器移植手術を受ける患者も増えました。これについて国際社会からは中国共産党が法輪功学習者や良心の囚人の臓器を移植に使用しているのではないかという疑惑の声が絶えません。
中国問題専門家 趙遠明さん
「国外は既に中国の臓器移植を臓器狩りによるものと見抜いています。必要に応じてドナーを探したのではなく、必要ならすぐにドナーを提供できるのです。情報を提供すれば数時間後には、適合するドナーを見つけられるのです。」
趙遠明(しょう えんめい)さんは中国大陸の法輪功学習者が血液サンプルを採集されている事は非常に恐ろしい兆候で、国際社会が注目すべき重大な事態であると述べています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/06/25/a1273199.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/佐藤 映像編集/李)