【新唐人2016年07月05日】
この半月で国際テロ組織ISISはイラク戦線から撤退する一方、攻撃対象を世界全域に広げ、世界各地で続けざまにテロ攻撃を行い、多くの人を殺害している。
6月12日、アメリカ・フロリダ州オーランドで銃乱射事件が発生し死者49人、負傷者53人の大惨事となった。事件現場で射殺されたオマル・マティーン容疑者は生前ISISへの忠誠をほのめかしていた。
その半月後、ISISによるテロ事件が連続的に多数発生している。
6月28日、トルコ・イスタンブール空港で爆破テロが発生し、45人が死亡した。
7月1日、バングラディシュ・ダッカのカフェで銃撃テロ事件が発生し、少なくとも28人が死亡した。
7月3日、イラクの首都バグダッドで爆破テロが発生し、少なくとも200人が犠牲となった。
7月4日、アメリカの独立記念日のこの日、サウジアラビアで連続して2回の自爆テロが発生し、4人が死亡した。
西側メディアは、ISISは最近戦場で劣勢となっているため、自分たちの能力を世界に示すために、攻撃対象を世界全域に広げ、世界各地で一連の連続テロを起こしていると分析している。
元CIA職員は、「イラク国内の自分たちの拠点が陥落されるなど、ISISは劣勢に追い込まれているものの、相変わらず危険で手に負えない」と話す。
ジョン・ブレナンCIA長官も、「ISISの支持者は世界各地に万単位存在する」と明らかにしている。
現在、ISISは各地に分散して遊撃戦と宣伝戦を展開する手法を取っている。専門家は、このような戦略の転換はISISの中枢勢力がますます劣勢に追い込まれていることを反映していると見ている。
7月4日のアメリカ独立記念日には、アメリカ各地で祝賀イベントが行われ、警察が特別警戒に当たった。ISISの劣勢が今後続こうとも、テロ攻撃の恐怖は世界各地で起こり得るため、今後も警戒が必要である。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/07/05/a1274557.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/李)