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中国 英国歌手ジェーン・バーキンさんのコンサート中止に【禁聞】

2016年07月08日

【新唐人2016年07月08日】

イギリス出身の歌手で女優のジェーン・バーキンさんが中国政府より入国ビザの申請を却下され、7月9日に上海で行う予定だったコンサートが中止に追い込まれた。イベント関係者によれば、バーキンさんが人権活動を行っているため政府が査証の発給を拒否したという。

 

フランス在住のバーキンさんは今年6月25日からカナダ・モントリオールを皮切りに、夫で歌手の故セルジュ・ゲンスブールさんの没後25周年を記念するコンサートツアーを行っている。7月9日には上海で「ゲンスブール交響楽」コンサートを行う予定で、在仏中国大使館に査証の申請を行ったが却下されたため、コンサートは中止に追い込まれた。バーキンさん以外の関係者にはビザが発給された。

 

バーキンさんの秘書によれば、バーキンさんが国際的な人権団体アムネスティインターナショナルのメンバーとして人権活動に積極的に関わっているため、中国政府がビザを発給しなかったという。

 

バーキンさんは40年以上の間、世界の人権問題について関心を示し続けている。2008年に北京オリンピックの聖火リレーがパリで行われた際も、中国政府への抗議活動に参加した。

 

パリに本部を置く国際人権連盟の広報官イザベラ氏は今回の問題について、「中国政府が彼女にビザを発給しなかったことには驚かない」と語っている。また、この件に関するメディアの質問に対し、駐仏中国大使館からの返答はない。

 

北京在住の社会活動家・胡佳氏はラジオ・フリー・アジアの取材に対し、「国際社会で人権問題に関わっている人物はすべて中国国家安全関係機関や外交機関のブラックリストに載っている。バーキンさんがコンサートで何か中国政府にとって不都合なことを発言するのを恐れて、ビザを発給しなかったのだろう」と述べている。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/07/07/a1274908.html(中国語)

 

(翻訳/白白 映像編集/李)

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