【新唐人日本2011年6月26日付ニュース】中国の広東省河源市紫金県で5月中旬、集団鉛中毒が明らかになりました。6月17日、政府の対応に不満を持った住民およそ千人が道路を塞ぎ抗議活動を展開したところ、当局に鎮圧され、17人が重傷を負いました。
17日午後4時、河源市紫金県臨江鎮の住民らが国道を塞ぎ、地元政府の鉛中毒に対する対応に抗議。当局は数百人の治安部隊を動員し、集まった抗議者を退散。当日夜9時、更に多くの警察が動員され、抗議者を鎮圧しました。
井水村村民鄧さんの親戚:「(警察は)掃討するかのように手当たり次第殴打し、通りかかった人も殴り。店の中の人も殴り、食堂で食事中の人も殴りました」
井水村村民 鄧さん:「(警察は)全員警棒をもっています。警棒や鉄の棒をもって女性子供関係なく殴り、民心をなくしています」
鉛中毒の元凶は三威蓄電池工場で、長年有毒な廃水や気体を排出。近隣の子供たちに異変が現れ、検査の結果多くの住民が鉛中毒になったことがわかりました。
大岭村 鉛中毒住民:「中毒になって5~6年に経つのに誰も知らなかった。(政府は)中毒者を数十人と言うけど、もっと多いのです」
大岭村 鉛中毒児童の家族:「現在 病院に200人以上います。4つの病院がいっぱいです」
現地住民によると、入院中の多くの住民に対し、現地政府は医療費の負担を拒み、退院を強要しているそうです。
井水村村民鄧さんの親戚:「聞いた話では政府は全員に退院するよう強要しているそうです。まだ治っていないのに政府に追い出されました。役所に行って長い時間待っても誰も相手にしてくれません」
臨江鎮 利さん:「政府に賠償を求めても出してくれません。上層部に電話しても誰も相手にしません。結局追い込まれて道路を塞いでいるのです」
報道によると、三威蓄電池工場は現地政府が定めた重点企業だそうです。国際人権組織ヒューマン・ライツ・ウォッチの最近の報告書によると、中国では化学工業汚染により、数十万人の児童が鉛中毒になっています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/06/22/a549665.html.
(中国語)