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イギリス史上2人目の女性首相 穏健な保守派

2016年07月12日

【新唐人2016年07月12日】

イギリスのキャメロン首相が11日、辞任の時期を13日に早めるとの声明を発表したのを受けて、保守党のテリーザ・メイ内相が新しい首相に就任することが決定した。同国ではサッチャー元首相に続き2人目の女性首相が誕生する。メイ内相は59歳。

 

保守党党首選の立候補を取り下げたアンドレア・レッドサム氏は「テリーザが大きな成功を獲得したことを祝福する」と述べた。

 

メイ内相は「保守党のリーダーに選ばれたことを栄誉であると思うと同時に謙虚でなければと思う。(立候補を取り下げた)レッドサム氏の威厳ある態度に敬意を表したい。また、党と国を率いてきたキャメロン首相にも敬意を表したい」と述べた。

 

EU離脱の是非を問う国民投票が行われる前、メイ内相は完全には離脱支持を表明していなかったものの、11日、イギリスはEUを離脱し再投票は行わないこと、イギリスとEU諸国との安定した関係回復に努めることを表明している。

 

メイ内相は「EU離脱は離脱。必ず成功させる。残留の考えは一切ない」と述べた。

 

メイ内相はかなり穏健な保守派で、1997年に国会議員に当選した後、多くの社会問題について自由派に近い立場を示してきた。

 

しかし、移民問題については保守的であり、イギリスで移民の数が史上最多となっていることに強い反対の意を度々示してきた。

 

メイ内相は「われわれは強大で革新的で積極的な国家像を持たなければならない。一部の特権階級のためではない、われわれ国民一人一人のための政策を行う国家でなければならない。自分たちの生活のことを自分たちで決められる権利を国民に与え、このイギリスをより良い国家にする必要がある」と述べた。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/07/12/a1275644.html(中国語)

 

(翻訳/白白 映像編集/李)

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