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「中国領土地図」シェア運動 中華圏タレントにまで波及

2016年07月14日
「中国領土地図」シェア運動 中華圏タレントにまで波及

【新唐人2016年07月14日】

南シナ海主権問題をめぐるハーグ国際仲裁裁判所の判断が発表された後、中国のネットユーザーは怒り心頭だが、中華圏のタレントにまで「思想表明」を迫るなど余波が広がっている。

 

裁判所が南シナ海における中国の主権主張を認めなかったことを受け、中国のネットユーザーは猛反発、「中国の領土は少しでも減ってはならない」との一文が記された「中国地図」のシェア運動が盛り上がっている。

 

この地図シェア運動に真っ先に呼応した芸能人が台湾の俳優、霍建華さん(ウォレス・フォ)の事務所で、中国メディアや台湾国内の統一派団体から称賛された。続いて霍さんの婚約者である台湾の女優、林心如さんの事務所も地図をシェアした。

 

だが、この地図には台湾も中国の領土に含まれているため、台湾のネットユーザーからたちまち不満の声が上がった。「台湾が五星紅旗を掲げたことは一度もない」「上の方、大きな土地(モンゴルのこと)が欠けてない?」「ロシアに占領された領土は載せる勇気がないんだね」「中国政府は軍事演習に忙しくて、フィリピン人民はデモに忙しくて、だって、フィリピン政府は軍事演習ができなくて、中国人民はデモすることができなくて、本当にそれぞれ難しい所があるよね」などの書き込みがあった。

 

領土問題は中国ナショナリズムに火をつけ、この件に関して考えを表明していない香港や台湾のタレントが非難されるなど、中国共産党のお家芸、反動分子粛正のイデオロギーが猛威を揮っている。

 

http://www.ntdtv.com.tw/b5/20160713/video/175600.html(中国語)

 

(翻訳/白白)

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