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ドーピングにまみれた中国スポーツ界

2011年07月09日



【新唐人2011年7月10日付ニュース】80年代以来、中国のスポーツ界は目覚ましい発展を遂げ、瞬く間にいわゆる金メダル大国になりました。しかし同時に、ドーピング疑惑の最も多い国にもなったのです。過去10年余り、中国のドーピング疑惑の数はほかの国の合計を超えています。しかも欧米ではドーピングが個人の行為であるのに対し、中国では国策として行われています。

2008年の北京オリンピックでは、金メダルの数で中国がトップ。しかし香港の雑誌「解放」は、過去20年、中国が金メダル大国になるまでの秘密を暴露しました。

記事によると、中国当局は選手の健康への害を考慮せず、大量の禁止薬物を服用させるそうです。

バスケットボールの元中国代表、陳凱さんによると国策としての金メダル生産は、ソ連や東ドイツが始まりです。中国もこれらの国に習いました。たとえば成績の振るわなかった水泳。東ドイツのコーチが来た途端、多くのメダルを獲得しました。

バスケ元中国代表 陳凱さん:「東ドイツ消滅後ドーピングが暴露されました。それに気づいた中国は東ドイツのコーチを招きました。コーチたちはホルモン剤を使い、金メダルに導きました。中国も共産党が崩壊しないとこれらは暴露されません」

雑誌「解放」によると、欧米のドーピングは一般的に個人の行為であるのに対し、中国では一種の国策になっています。なかでもスポーツの公的機関が肝心な役割を担っています。

世界記録を作ったこともある、重量挙げの元選手、鄒春蘭さん。栄養補助薬品だという薬をコーチに飲まされると、ひげが生えるほど毛深くなり、声も太くなりました。このときコーチはようやく、男性ホルモンだったと告げます。試合前の半月は服用をやめ、それを隠す薬を注射して、検査を潜り抜けるといいます。

バスケ元中国代表 陳凱さん:「コーチは練習場所の入り口に立ちホルモン薬を女性選手に渡します。彼女たちもその害を知っているので服薬したくないのです。こうして、人をめちゃめちゃにします。一部の女性選手は渡米後私に告白しました。非人道的ですが、彼女たちはまだ公に告白する勇気がないだけです」

共産党政権が倒れてからではなく、今すぐ良心に基づく選択をすべきだといいます。

バスケ元中国代表 陳凱さん:「共産党が倒れてから選択する、または共産党政権下では選択しない、どちらも間違っています。誰しもどんな制度の下であっても選択はできます。そうして この政権は崩れます」

国策としてスポーツが強化される中、選手は一種隔離された状況におり、個人の自由や趣味が認められません。共産党政権下ではスポーツは、自分の能力に基づき自分を磨くのでもなく、邪悪な社会の産物になっていると結びました。

www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/07/05/atext555519.html.-【禁闻】前国篮手揭中国体育界用激素内幕.html

 

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