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ドイツテレビ局 金銭外交の温首相を揶揄

2011年07月12日

 

【新唐人日本2011年7月13日付ニュース】先月の温家宝首相の欧州歴訪の最終訪問地はドイツでした。28日、ベルリンの共同記者会見では、メルケル首相が中国の人権問題に言及した時、温首相のイヤホンが突然故障するハプニングがありました。この記者会見でドイツメディアの記者が150億ドルの手土産を持って来た温首相に、お返しとして金色の招き猫を用意しました。番組をご覧ください。

ドイツ公共放送連盟は、ドイツを代表するテレビ局です。番組の一つに、風刺の手法で世界で注目されている政治や人権問題を討論する番組があります。

6月29日、温家宝首相のベルリン訪問期間中、“中国共産党首相へのプレゼント”と題した番組を放送しました。

では、番組を見てみましょう。司会者のトビアスさんが、共同記者会見が行われる予定の首相官邸に向います。官邸の前には大勢の抗議者が集まっています。

先ずは、法輪功学習者。横断幕には、“中国での法輪功学習者への迫害と虐殺を停止せよ”と書かれています。

中国政府の要人に扮したトビアスさんと同行の女性が、黒い板で横断幕の敏感な文字を隠します。「中国」、「虐殺」、「迫害」を隠して、「法輪功学習者への迫害を停止せよ」だけを残します。

続いてはチベット支持者。

司会者 トビアスさん
「カメラに向って、中国政府の良いところを言ってくれませんか」

チベット支持者
「残念ですが良いところはありません」


続いて現れたのは、サングラスをかけた中国政府要人のボディーガード二人。赤い横断幕を広げます。

傍白
“中国、人権を除いては人民は何でもできる”

次は、温首相に渡すプレゼント。150億ドルの手土産へのお返しに招き猫を用意しました。招き猫の左手には人権抑圧を象徴する棍棒を持たせます。

もちろん、通り過ぎていく温首相の車列に手を振るのも忘れません。

とうとう記者会見の時が来ました。メルケル首相が中国の人権問題に触れた時、温首相のイヤホンがタイミングよく故障。メルケル首相が戸惑った表情で、温首相を見つめます。

メルケル首相
「手伝っていりませんか?」

最後、ついにトビアスさんが立ち上がりました。温首相に用意した招き猫をプレゼントしようとしますが、温首相は素早くその場から去ります。

司会者 トビアスさん
「経済のために祝いましょう、人権は要りませんから」

この番組を中国人がネットで目にすることはあるのでしょうか。この番組を通じてドイツメディアおよび国民の政治や人権に対する姿勢を認識できたのではないでしょうか。
新唐人テレビがお伝えしました。

www.ntdtv.com/xtr/gb/2011/07/07/a556369.html.
(中国語)

 

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