【新唐人2016年08月02日ニュース】
追査国際の活動(2)臓器が人を待つ逆供給現象
<患者が臓器を待つ正常型臓器配分の米国>
2012年3月24日の新華社(電子版)によると、チェイニー米国・前副大統領は心臓移植を受けましたが、移植希望申請をしてから2年近く待ち、移植手術を受けることが出来ました。
米国には大規模な臓器配分ネットワークがあり、900万人以上のドナーと発達した全米ネットワークが存在しています。2006年3月29日、Metro紙の『臓器ドナーのネット登録時代』の報道によると、腎臓移植手術の平均的な待機時間は3年から7年。2007年米国厚生省の報告によると、米国の臓器移植平均待機時間は、肝移植が2年、腎移植が3年です。これが正常な待ち時間で、患者が臓器を待つ正常型臓器配分に属します。
正常な状況では、同種異体の臓器移植の分配率は低いものです。国際腎臓協会のデータでは、非親族間分配率は6.5%。移植手術を完成する為には一般的に15人の中から適合するドナーを探さなければなりません。
<臓器が患者を待つ異常型臓器配分現象の中国>
1999年以降、中国の臓器移植業界では、臓器待ち時間が非常に短く、提供臓器が過剰という奇妙な現象が現れてきています。
国内では使い切れないため、世界に広く宣伝しています。数万人の外国人が中国に臓器移植ツアーをし、待ち時間は平均2週間から4週間、さらには1、2週間という臓器が患者を待つという世界でも稀な典型的な逆分配型が現れました。
待ち時間が非常に短い病院のサイトの証拠例を挙げると:
1.天津第一中心病院の東方臓器移植センターのサイトにあるデータによると、同院は2005年に647件の肝移植手術を行い、患者の平均待ち時間は2週間でした。このページは既に削除されていますが、インターネットの記録の中からバックアップを見つけました。
2.上海長征病院臓器移植科の肝移植申請には肝移植患者の平均待ち時間が1週間と明記されています。
3.さらに恐ろしいことには:
瀋陽の中国医科大学付属病院・中国国際移植再と支援センターの特別サービス:「もし臓器に異常が現れたら、センターは再びドナーを選び、1週間以内に再手術を行う」
国際移植(中国)ネットワーク支援センター:
ドナーの個人資料を電子メールかファックスで同センターに送るか、瀋陽に来て各種の必要な検査を受けて、適合するドナーが確定すれば、通常肝臓移植の場合、最短1ヶ月、遅くとも2カ月前後。腎臓は最短で1週間、長くても1か月足らずでHLAが適合するドナーを見つけられます。もしドナーが厳格な検査を通過し選ばれても、摘出手術の際に脂肪肝など問題が発見された場合、患者は執刀前に手術のキャンセルが出来ます。上記の場合、センターは責任をもって優先的にドナーを選択し、1週間以内に再度移植手術を行います。
これについて、追査国際は中国の臓器移植病院712か所に電話調査を行い、証拠を得ています。調査録音の例を挙げると:
1.2015年6月26日(電話番号8613623711903)追査国際電話調査記録 鄭州人民病院移植科・陳勇峰医師は、ドナーはたくさんいると言いました。:「我々は健康な若い肝臓を提供できます。ドナーはたくさんおり、現在、若者の健康な肝臓を選ぶことが出来ます。これからどうなるかはわからない。」
2.2015年6月25日(電話番号8637163933151)追査国際電話調査記録 鄭州人民病院肝胆外科当直医師:「ドナーの待ち時間は通常早くて2、3日、遅くても10日で、費用は約50万元(約780万円)です。ドナーはたくさんいます」
なぜドナーの待ち時間がこれほど短いのか、ドナーはどこから来るのか尋ねると、医師は、「それは...ノーコメント。ノーコメントです。聞かないで。それは聞かないでください。」
追査国際は、9年以上を費やし、追跡調査を実証しています。このように臓器移植の待ち時間が非常に短い現象は、中国ではごくごく普通に存在しています。考えてみて下さい。臓器移植がもっとも発達している米国でさえ、2、3年待たなければばならず、天の星を掴むように難しいのに、中国では待ち時間は“早くて2、3日”さらには“若くて良いものを選べる”のです!何が原因で1999年以降の中国ではこのように臓器が多くなったのでしょうか?
第3話は、生体臓器ドナーバンクの証拠(2)―移植手術一件に多くのドナーを使用
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/07/13/a1275618.html(中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/佐藤 映像編集/李)