【新唐人2010年3月18日付ニュース】有名な音楽評論家で、京都大学名誉教授の鴫原真一(しぎはら しんいち)さんは、昨年初めて神韻を観賞しました。今年の神韻公演に対し、「迫力が去年と全く違う。踊りには東洋的な味わいがあった。次回は、歌い手の声を生で聴きたい」と述べました。
音楽評論家の鴫原(しぎはら)真一・京大名誉教授は、3月17日に行われた神韻芸術団の兵庫公演を観賞しました。
音楽評論家・京大名誉教授 鴫原真一氏
「さすがにこの新しい大きなホールだけあって、あの迫力を……去年と比べ物にならないですね。今年気が付いたことは、いわゆる民族舞踊ですね。一つ一つ個性を持って、新しさが出てきたなという感じがして、中国は多民族国家だったのだという風な感じで。それは非常に面白くて。それもやはり長い演目の中で、色々な変化をつけるための、一つの技術的なものだろうと思いますけれど、何か新しい着眼点があるなという感じでした」
東洋人の立場から、中国古典舞踊についてこのように分析しました。
音楽評論家・京大名誉教授 鴫原真一氏
「男性の躍り方と女性の踊り方は明らかに違う。男性はもちろん勇壮で、女性の優しさみたいなものはやはり東洋人の優しさなので、それは西洋のバレエとは全然違うふりだと。我々東洋人にはそれが良く分かると」
最新の音響設備を持つ、兵庫県立芸術文化センターで行われた今年の神韻公演。この公演を観賞した鴫原教授は、プロの立場から来年に向けての期待も語ってくれました。
音楽評論家・京大名誉教授 鴫原真一氏
マイクを通じないで生の音楽を聴かせてほしいなと。それからソロの人たちも、皆さん声量ある方なのだから、生の声を聴かせてよと。そういう感じはものすごくあります」
新唐人記者が兵庫・西宮からお伝えしました。