【新唐人2016年10月25日】
人民元が急落しています。21日の中間値は対ドルで6.7558人民元と過去6年で最安値を記録し、中国資金の海外流出を招いています。今年上半期の中国の対外投資額は107億ドルに上り、その8割がニューヨーク、ロンドン、香港、メルボルンに集中しているとの調査報告があります。
イギリスの不動産コンサルタント会社ナイト・フランクが発表した中国の外国の不動産に対する投資についての調査報告によれば、今年上半期の投資総額107億ドルで昨年同期比13.6%の下落とはいえ、その半分がアメリカへの投資で年間21%の上昇率であるほか、対英では年間75%上昇しています。
ナイト・フランク大中華研究サポート部責任者 紀言迅氏:「これは人民元が下落していることの主な原因です。みんな海外に資産を移そうとしているのです。」
同社のシニアディレクター王璐氏は、中国の資産マネージメントやディベロッパーが海外投資のチャンスを求めていると考えています。
ナイト・フランク シニアディレクター王璐氏:「海外市場での値上がりを期待しているのです。EU離脱問題や米大統領選挙など、国内の投資家が海外で投資するチャンスが生まれています。」
今年上半期に香港で不動産を購入した中国の資金は30億米ドル近くと、昨年1年間の投資額の75%に上っています。そのうち85%がオフィスビルの購入でした。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/10/22/a1292964.html(中国語)
(翻訳/白白 ナレーター/根本 映像編集/李)