【新唐人2016年10月25日】
政治犯から摘出した臓器などを用いて行う違法な移植手術を中国で受けている患者のうち、韓国人患者が最も多いことが、カナダの人権派弁護士デイビッド・マタス氏とアメリカの調査報道ジャーナリスト、イーサン・ガットマン氏の調査により明らかになりました。マタス氏とガットマン氏は、先日、韓国ソウルで行われたシンポジウムでこの問題を訴えました。
人権派弁護士 デイビッド・マタス氏:「(中国の天津第一中心病院が)3年間に移植手術を行った20カ国以上の患者のうち、韓国人患者が3000人以上で、そのほかの国の患者はそれぞれ1000人くらいでした。」
ジャーナリスト イーサン・ガットマン氏:「名前は明かせませんが、ソウルの病院が直接中国の病院と連絡を取り合って(違法な移植手術を)行っています。」
シンポジウムにはアジア法律学生連合会とアジア医学生協会の学生が参加し、マタス氏及びガットマン氏と意見交換を行いました。
アジア法律学生連合会メンバー キム・ジェミンさん:「中国共産党政府が出すデータには誤りがあり、政府は事実を確認することができません。さらに問題なのは、国連が調査団を派遣できないことです。」
アジア医学生協会メンバー 裴昌勲さん:「アジア医学生協会のメンバーとして中国医科大学の学生や教授と会う機会があるので、中国で起きている虐殺を終わらせるために私たちに何ができるか話し合いたいです。」
韓国の社会全体がこの問題に関心を持つことが解決するために必要だとの指摘も上がっています。
国会記者クラブ会長 金允鎬氏:「これは非常に深刻な人権問題です。米議会ではこの問題に関する決議案が採択されています。我々も、政治、社会、文化、人権といったあらゆる方向からこの問題の解決に取り組まなければなりません。」
シンポジウムの参加者は、中国の違法な臓器移植ビジネスを止めさせるまで力を合わせて努力したいと語りました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/10/19/a1292413.html(中国語)
(翻訳/白白 ナレーター/根本 映像編集/李)