HOME > ニュースページ > 事件・事故・災害 > 詳細

中国四大銀行の元従業員がテント張り陳情

2016年10月27日

【新唐人2016年10月27日】

中国の四大銀行を早期依頼退職した元従業員が、退職後も医療保険や社会保険の継続を求め、今年8月から3カ月にわたり、各地の各銀行付近にテントを張り、陳情活動を行っています。

 

湖南岳陽工商銀行を早期依頼退職した元女性従業員の彭さんは「新唐人」の取材に対し、中国各地の工商銀行、建設銀行、中国銀行、農業銀行を早期依頼退職した元従業員が陳情活動を行っていると話しました。中には、銀行の前にテントを張っている人もいます。

 

湖南岳陽工商銀行の元従業員 彭さん:「私たちは8月13日に北京入りし、その後ずっと本行の陳情部の外で寝起きしながら社会保険と医療保険の問題解決を求めています。あちらは回答せず、私たちがあきらめて地元へ戻るのを待っているのです。十数年間ずっとこうでしたが、今年、私たちはテントを張って陳情を続けることにしました。」

 

彭さんは、40人以上の元従業員が交替でテントに陣取っており、テントの数は10個以上に上っていると話します。

 

湖南岳陽工商銀行の元従業員 彭さん:「私たち元従業員は20年、或は30年以上勤務した者たちです。銀行側は早期依頼退職者と定年退職者の待遇は同じで、社会保険や医療保険は継続して受けられると言い、私たちを騙したのです。でも、退職後、保険は打ち切られました。」

 

また、当時労働部署の許可を受けて銀行に入行したが、退職時には労働局を通さなかったと、彭さんは話しています。さらに、本行が各地の支店長に早期依頼退職1人につき5万人民元(約76万円)を支給するとの指令文書を見たと証言しました。

 

彭さん:「各銀行の本行が支店に出した指令文書によれば、早期依頼退職1人につき5万元の報奨金を支給するとあり、任務を遂行できなければ5万元徴収するとありました。湖南の湘潭が出した2003年46号指令文、甘粛の2003年203号指令文、四川の2003年70号指令文はみな同じ内容です。」

 

中国メディアの報道によれば、株式制による再編および上場するために、中国の四大国有銀行は2001年の短期間内で69万人を早期依頼退職させています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/10/21/a1292817.html(中国語)

(翻訳/白白 ナレーター/根本 映像編集/李)

トップページへ