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冤罪事件の真犯人の自白を却下 中国司法の闇

2016年12月09日

【新唐人2016年12月09日】

21年前、無実の強姦殺人罪で死刑にされた聶樹斌(しゅうじゅひん)冤罪事件の真犯人、王書金(おうしょきん)とはどのような人物なのでしょうか。

 

中国のネットユーザーは「司法が犯罪を犯し、犯罪者が法を司る。これが中国だ」と述べています。

 

王の裁判の第二審で、河北省政法委員会内の組織が違法に介入し、聶樹斌事件についてしゃべらないなら家族の生活保護費を支給する、と王に持ちかけました。しかし王がこれを拒否すると、同組織のメンバーは王に暴行を加え、取調室の椅子に半月もの間座ったままにさせるなどの拷問を行いました。

 

しかし王は屈せず、11年に亘って聶樹斌事件の真犯人は自分であると主張し続け、2013年6月の二審第二回審理の日を迎えます。この日、検察側が王を聶樹斌事件の犯行とは無関係であると主張し、王の弁護側が王こそが聶樹斌事件の真犯人であると主張するという中国の司法史上前代未聞の事態が起きました。

 

もしも中国のテレビ局がこの事件をドラマ化したら、アメリカの人気法廷ドラマ「ボストン・リーガル」よりも良い出来になるでしょう。残虐非道な強姦殺人犯の上をいく冷血な怪物、中国共産党が中国の法治も公正も良心も、すべてずたずたに引き裂いていることを証明する事件です。

 

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/12/05/a1300272.html(中国語)

(翻訳/白白 映像編集/李)

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