【新唐人2017年1月13日】
大気汚染が深刻な中国北京では住民の不満が高まっています。アーティストもユニークな表現方法で、大気汚染への意識を高めようと呼びかけています。
たくさんのスマートフォンをはりつけたオレンジ色の救命胴衣を身にまとい、大気汚染の深刻な北京市内を歩くアーティストの劉勃麟(りゅう ぼつりん)さん。スマートフォンで大気汚染の状況をライブで伝え、人々に大気汚染問題の深刻さを訴え、問題意識を持ってほしいと呼びかけています。
アーティスト 劉勃麟さん:「人類とその発展にとって、この(大気汚染の)問題は災難と言えます。人類史において人が遭遇してきたこの問題に、我々現代中国人が今正に向き合わなければなりません。芸術家として、何か視覚的にこの問題を訴え、議論したいと思ったのです。」
劉さんの表現方法は確かに独特ですが、北京市民の中には応援している人も多くいいます。
北京市民:「とてもよいと思いますよ。芸術のことはよく分からないけれど、北京の大気汚染の深刻さを人々に知ってもらうのによい方法だと思う。北京はスモッグの都になってしまったから。」
もう一人、北京の大気汚染に我慢できずアートで不満を示している人がいます。デザイナーの王志鈞(おう しきん)さんは、サッカーシューズを使って大気汚染から身を守るための必需品であるマスクを作り、新しいファッションアイテムを考案しました。
ブランド物のサッカーシューズがマスクに様変わりしたことは、ネットで話題になりました。王さんは、サッカーシューズが好きだったことが商品の開発のきっかけだったと話します。
デザイナー 王志鈞さん:「こんなに話題になるとは思いもしませんでした。最初はただ大好きなサッカーシューズを何か別の面白い物に作り替えたいと思ったのです。」
この新しいマスクはまだ正式に売り出されていませんが、すでに多くのファンがおり、環境保護について考えるきっかけになっています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com.tw/b5/20170106/video/187780.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/李)