【新唐人2017年2月26日】
共に共産主義国である中国と北朝鮮の関係が悪化している中、北朝鮮の政府系メディア朝中社は23日、「卑怯なやり方、低レベルの打算的なやり方」と題する論評を掲載し、中国政府を暗に非難しました。
論評は、弾道ミサイル北極星2の発射実験に成功し世界を驚かせたと述べる一方で、「『友好的な隣邦』を日ごろ標榜する周辺国家が『初期段階の核技術に過ぎない』と言い、わが国の弾道ミサイル発射実験の意義を故意に貶めている」と不満を表しました。
中国は先週、国連の北朝鮮制裁決議を実施すると宣言し、2017年中に北朝鮮からの石炭輸入を全面的に中止すると述べました。
朝中社はこれについて、「(北朝鮮の)民生を改善させる対外貿易を断つという非人道的な措置をはばかることなく取る」のは「我が国の制度を変えようと陰謀をめぐらす敵対勢力と大同小異の行為だ」と述べました。
論評はさらに、「友好的な隣邦」は大国を自負しているが自分の意見も持ち合わせず、ただアメリカに追随していると嘲笑っています。
この激烈な論評は中国の世論の注目を集め、「仲違いする中朝」「中国に盾突いた」「大逆転した中朝関係」などの報道が相次ぎ、ネットは「北朝鮮との友情はハムより薄い」というコメントなどで溢れています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2017/02/24/a1313110.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/李)