【新唐人2011年8月26日付ニュース】アメリカの副大統領が訪中を終えて間もない8月24日、アメリカ国防総省は中国の軍事力に関する年次報告書を発表。中国の軍事拡張に対する懸念を指摘しています。
8月24日、アメリカ国防総省のシーファー国防副次官補は、中国の国防費増加に対し、懸念を示しました。
米国防総省 シーファー国防副次官補
「中国はかなりの速さと規模で、軍事力を増していますが、地域不均衡を招く恐れがあり、判断ミスが増える恐れもあり、地域に緊張・不安をもたらします」
今年1月、アメリカのゲーツ国防長官が訪中期間中、中国は最新のステルス戦闘機のテスト飛行を実施。8月には中国初の空母の航行試験を行いました。報告書は、中国の空母などの発展計画を分析しています。ただし、中国の空母が実際運用可能になるのは2015年ごろになるとも指摘。
米国防総省 シーファー国防副次官補
「中国軍にとって2020年が、近代化の目標でしょう。しかし遠距離攻撃の能力は非常に限られています」
報告書はまた、2010年アメリカ政府が受けたサイバー攻撃の発信源はおそらく中国だとも指摘。
今年、米中間で軍事交流が再開したものの、この報告書からは、中国の軍事力に対するアメリカの懸念は少しも薄らいでいないことが分かります。
新唐人テレビがお伝えしました。
ntdtv.com/xtr/gb/2011/08/25/atext578827.html.-美国防部报告--忧虑中共军力增长.html