【新唐人2011年9月7日付ニュース】中国のある大学で、動物の解剖実験中に、学生と教師がともに地中海熱と呼ばれるブルセラ症に感染しました。これは中国では、新型インフルエンザ、SARS(サーズ)、エイズと並び「乙類伝染病」に指定されています。
中国メディアによると、最近、東北農業大学・応用技術学院の男子学生14人と女子学生13人及び教師1人が、去年の12月、羊の解剖実験の授業で、ブルセラ菌に感染。当初、感染者の多くは、高熱を訴えていました。数ヵ月後の検査でようやく、「ブルセラ症」にかかっていることが判明しました。
動物用医薬品関係者 高松林さん
「これは人間も家畜もかかる伝染病で、慢性の消化器疾患です。行動が困難になり、内臓がだんだん影響を受けて、浮腫などが発生します。主に骨・関節に炎症が起こり、関節の動きが不自由になります。全身で動く部位はみな不便になります」
大学側によると、当時、ブルセラ菌に感染した4匹の実験用ヤギを使用していたものの、購入の際、検疫の合格証明書を業者に求めていませんでした。実験も、標準化された手順で行っておらず、学生にも操作手順を守るよう厳しく求めていませんでした。
動物用医薬品関係者 高松林さん
「解剖前に消毒が必要です。さらに手袋 マスク 白衣も必要です。紫外線消毒も絶対必要です。実験後も腕など消毒しなければいけません」
今年の4月、東北農業大学の学生と教師は、黒龍江省の病院で治療を受けました。9月5日、その病院の医師は、大紀元新聞の記者に対し、ブルセラ症は健康を大きく損なうと指摘。感染者の退院の時期もいまだに未定だと述べました。
新唐人テレビがお伝えしました。
ntdtv.com/xtr/gb/2011/09/05/atext584178.html.-东北农大28师生实验染乙类传染病.html