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米NGO報告書「中国政府の法輪功弾圧は失敗した」

2017年08月28日

【新唐人2017年8月28日】

アメリカのNGO「フリーダム・ハウス」は8月22日、「中国の信仰の自由に関する報告書」の中国語版を発表、共産党による法輪功への弾圧は失敗したと指摘しました。

 

報告書では、中国における信仰の自由の現状について詳細に書かれています。

 

法輪功に対する迫害についても、かなりの量が報告されました。

 

 

「フリーダム・ハウス」は、法輪功に対し「非常にひどい」迫害が行われているとし、中国各地で法輪功学習者が監視や逮捕、実刑、拷問、財産没収や強制労働、さらには臓器狩りなどの迫害に遭っていると指摘しています。

 

フリーダム・ハウス上席分析官 サラ・クック氏:「判決文によると、2013年1月からこれまでに投獄された法輪功学習者は900件に上り、中には12年の実刑を科されていた学習者もいます。我々の調査の中で、迫害された人数が最も多いグループです。」

 

「フリーダム・ハウス」は、法輪功弾圧の原因は、中国で広く受け入れられており、その「真善忍」の価値観が唯物主義、政治闘争を主張する共産党と相容れないからだと分析した上で、法輪功は会員制ではないため、当局は組織的にコントロールできないと指摘しました。

 

「フリーダム・ハウス」は、法輪功に対する弾圧政策は継続されているものの、その状況は変わってきたと指摘しています。その原因として、法輪功弾圧の推進者であった周永康(しゅう えいこう)の失脚に加え、法輪功学習者の平和的な主張に一部の司法関係者や市民が感動し、法輪功支持の活動に参加していることが挙げられます。

 

フリーダム・ハウス上席分析官 サラ・クック氏:「政権上層部の内部でも法輪功に対する見方は分かれ、社会からの圧力もあり、法輪功への弾圧を拒む人が増えています。政府の政策は失敗したと言えます。」

 

法輪功への弾圧を発動した江沢民を実名で告訴する法輪功学習者は20万以上に達しました。

 

報告書は最後に、「かつての手を緩めない厳しい弾圧に比べ、現在中国ではさまざまな齟齬が出現しており、変化の表れである」と結んでいます。

 

周永康が投獄されるなど誰も予想しなかったように、将来江沢民が罪に問われる可能性はゼロではないと、報告書は指摘しています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。               

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/08/24/a1339292.html(中国語)

(翻訳/白白 ナレーター/佐藤 映像編集/李)

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