【新唐人2017年9月8日】
国連大会が来週火曜日にニューヨークで開幕するのを前に、人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(HRW)がレポートを発表、中国が国連の人権問題機関に圧力をかけ、中国への非難を止めようとしていると明らかにしました。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは9月5日にレポートを発表し、中国は国連人権機関への破壊行為を止めるよう求めました。
HRWアジア部長 ソフィー・リチャードソン氏:「北京当局は中国に対する批判に反対し、中国の人権活動家が国連機関と接触するのを阻んでいます。」
レポートは、国連職員や専門家、社会運動家などに取材し、中国当局が国連の人権業務を邪魔している状況をまとめています。中国は国連での立場を利用して、中国に不利な人権決議を否決したり、中国に批判的なNGOの国連認証取得を邪魔したり、国連専門家の中国への調査訪問を拒絶したり、中国を批判する可能性のある専門家を人権会議から締め出すなどしていると指摘しています。
HRW部長 ソフィー・リチャードソン氏:「人権侵害の責任を政府に担わせることが益々困難な中国国内の民衆にとって、国連は非常に重要なのです。」
平和、発展、人権が国連の三大支柱です。今年6月、ヘイリー米国連大使は人権理事会年次会で、人権問題こそが国連の核心的使命であると強調し、さらに理事会の大規模な改革を求めました。
ニッキ・ヘイリー米国連大使:「人権理事会のメンバーとなることは一種の特権である。いかなる人権侵害国もメンバーであるべきではない。」
現在、中国は国連人権理事会のメンバーであり、これについて多くの国や人権団体から批判の声が上がっています。
HRWアジア部長 ソフィー・リチャードソン氏:「人権理事会はメンバーになるための基準を設け、選挙制を採るべきです。人権に対して責任を持つ国こそが当選できるべきです。」
来週、ニューヨークで国連大会が開幕します。中国がどれほど邪魔をしようとも、会場の内外で中国の人権侵害に抗議する多くの声を聞くことができるでしょう。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2017/09/08/a1341423.html(中国語)
(翻訳/白白 映像編集/李)